
高い木の上の方に薄い黄色の実がいっぱい。

ちょっとデコボコした実はセンダン。
秋に実ったいろんな実も熟したり弾けたり鳥に食べられたりして姿を変えている。

ユリノキの実は翼に種がついたものの集まり。一枚ずつ風に吹かれてはがれていく。

カラスザンショウはメジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ムクドリなど小鳥たちの大切な食べ物だ。

これはフジの大きな莢が弾けて落ちた豆。1cmぐらいの大きさで碁石に近い形をしている。

もうだいぶ前から弾けはじめて、今は莢の方も落ちてしまっている。

フジはほかの木に巻きついて蔓をどんどん延ばすので思わぬ高いところに花を見ることがある。
ところで写真の蔓は上の方でぐるぐる巻いているが、下の方は伸びきっている。
若い木に巻きついたために、その木の成長の早さに蔓の方もまっすぐ延びるしかなかったのだろうか。

実ばかりで花がないので付録。
一株だけの菜の花。赤いのはトウガラシ。
これはたくさん付いていますね~
人である私の感覚では、たくさんの食糧を見ると、ほっとしたり安心したり、嬉しい気分に
なったりしますが、
こうした木の実を食べる鳥たちも、やっぱり同じように感じるのでしょうかねぇ。
集中して食べつくしてしまうのは不安ではないかしら、とも思いますが
草木のほうで熟す時期をずらしてくれているようでもありますね。
フジの緑の莢は何度も見ていますが、熟して飛び出た豆は初めて見ました。
こんな色形をしていたんですねぇ。
下のほうがまっすぐで上のほうでくるくる巻きついているフジ蔓、面白いです。
おーちゃんの推理からフジ蔓がおっとっとと慌てている光景を想像しました(^^)
菜の花の黄色と唐辛子のにじんだ赤が、日溜りのようであったかいです。
雪の中に来てみると、あらためて菜の花の温かさを思います。