
これはタンポポ? じゃあない。
多分ハルノノゲシというのだろう。
キク科の花は似たようなものが多く名前を覚えきれない。
このノゲシ(ハルノノゲシ)もタンポポにとてもよく似ている。

たくさんの舌状花が総苞で束ねられている。
1枚の花弁のように見えるのが小花の合弁花冠で
何枚かの花弁がくっついた形になっている。
小花の先にギザギザがあるのはそのせいだ。
タンポポは5枚の合弁が分かりやすいが、
ハルノノゲシは明確ではないみたいだ。

大きく拡大してみると、メシベの柱頭が羊の角のようだ。
メシベは根元の方の茶色いふちのついた筒から出ている。
この筒がオシベだ。
花冠とメシベ・オシベがちゃんと組になっている。

総苞が内苞と外苞の組になっているのはタンポポと同じだが、
苞の先端の角状突起(小角突起)は見られないようだ。
タンポポは1本の茎にひとつの頭上花をつけるが、
ハルノノゲシは複数の花をつける。
仲間にオニノゲシがある。
ノゲシの名前の由来となったケシの葉に似た葉の様子は割愛する。
こんなにアップでまじまじと見たことありませんでしたよー。
ふーむ、こんなふうになっているんですね。
今度目を近づけて見てみます。(肉眼で見えるかしら?)
この花を見る限り夏の太陽がギラギラと差し込んでくるような写真の出来ばえ。
カメラマンによってこうも違うのかと思うと・・・・。わが身
すごいアップです!!
花の黄色も、明るさも、すっかり春ですね。
最初に見たとき私のUPのタンポポと同じと思うほど花が似ていました。
ハルノノゲシもこうやってアップにするととても綺麗ですね。今度やってみよっ~と。
この手の黄色い花は写真に撮りにくいのにとても綺麗です。
つぼみはアップにしたらサボテンと間違えそうですね。
ぜひ確かめてみてください。
あとは接写できるカメラのおかげで、カメラマンは下手くそです。
アップばかりで木を見て森を見ず、にならないような注意も必要と思っています。
今日はよく晴れたのですが、午後は冷たい風で冬に逆戻りかと思わせました。
午後になると閉じてしまうところもタンポポと同じです。
葉とか蕾とかを比べると違いが分かります。
私も何度も失敗しています。
サボテンみたいな蕾、オニノゲシはもっとトゲが多いらしいので一度見たいと思っています。