ヤマハタザオ(アブラナ科)
細い茎をまっすぐ伸ばして小さな花をいくつかつけているのはハタザオの仲間。
茎の毛や葉の鋸歯の様子から、たぶんヤマハタザオだろう。
アブラナ科らしい十字花。下の方では実になっている。
1ヶ月ほど前にヤブレガサ(キク科)がこのようにたくさん顔を出していた。
花芽からそろそろ蕾になっているのだが、茎が異様に膨らんでいるのがあった。
ヤブレガサクキフクレズイフシという虫こぶだ。タケウチケブカミバエが産卵したせいらしい。
イスノキ(マンサク科)の葉にも虫こぶができていた。
イスノキの虫こぶはイスノキエダコタマフシ、イスノキエダイボフクロフシ、イスノキエダチャイロオオタマフシ、
イスノキエダナガタマフシ、イスノキエダホソナガタマフシ、イスノキハグキタマフシ、イスノキハコタマフシ、
イスノキハタマフシなど多くの種類がありアブラムシによるものが多い。
イスノキエダナガタマフシなどは大きくて穴をあけると笛になることで有名だ。
この虫こぶ(イスノキハタマフシ)は葉の表側は丸くふくれ裏側では尖っているのが面白い。
でもあまりにほっそりとしていて、花もちょぽっとついている
この様子を拝見するに、見落としているだけなのかも。
なんだか、できるだけ目立たないようにしていたいみたいですね。
虫こぶそれぞれに、みな名前がついているのが面白いですね。
ヤブレガサにもこんな虫こぶがあったとは。
イスノキ(この名前も初めて知りました。忘れているだけかもですが)の
こんなようなドーム型の虫こぶを、子供のとき何も知らずに開けてみて
ギャ~ッ!となったことがあります。そこを乗り越え、笛にして遊ぶ人も
いるのですねぇ。それにしてもたくさんの種類のアブラムシが
このイスノキを好むのですね。
はい。たしかにハタザオは見逃しやすいです。
花は小さいですし
実もミチタネツケバナと同じで茎にそって出来るので、ほっそりとしたものです。
でもほかの草より高くなるので目立ちたい気持ちも多少はあるのかもしれません。
ヤブレガサの虫こぶは私も初めて気付きました。
虫こぶはずいぶん多彩な種類がありますね。
特にイスノキは虫に好かれるタイプ。何かを持っているのかもしれません。
子供のころは好奇心旺盛で中を見たくなるのでしょう。
虫が抜ける前だとギャーーですね。