
蓑毛の沢にハナネコノメがたくさん咲いているのを見た。
その一角の岩の上に何か短い槍か茸のようなものがたくさん立っていた。

すぐには何か分からなかったが、仲間が青い葉のようなものは苔だよと教えてくれる。

なるほど蛇の鱗のような模様を持つ葉状体からジャゴケ(苔類)にちがいない。

ジャゴケは雌雄異株で、茸のようなものは柄を伸ばした雌器托だそうだ。
雌器托の先端の傘の下側には胞子体がいくつかある。
たまたま曲がって傘が裏向いている短い雌器托に見える黒いものがそれらしい。

ジャゴケはこういう湿った岩の上で時折は水が流れるような場所が好きらしい。
ちょっと検索してみたところ、いわゆる「苔」の種類の多さと微妙な違いに
のけぞりました。ゼニゴケですらいろいろな種類があって…
庭で悩まされているのは何ゼニゴケなのやら…。
ジャゴケというのは、ほんとうに蛇の肌のようですね。色は違いますが
ニシキヘビを思い出しました。
まあジャゴケも葉状体を持つ仲間同士ですからね。
何ゼニゴケか識別するのはよほどの苔博士でないと無理そうです。
いつも自然環境保全センターで一緒に歩くスタッフにそういう人がいます。
ジャゴケがなぜこんな模様にしているのかも不思議で興味深いところです。