ヒガンバナが咲いていた田んぼのすぐそばの農道に、
何かたくさん実のなっている木が数本あった。
向こうに見えているのは東名高速だ。
ヌルデ(ウルシ科)白膠木
近づいてみると、小さな実がたくさんついている。
葉軸に翼がついている様子も面白い。
たぶんヌルデというものだろう。
さらによく見ると実はちょっと扁平で、濃淡染め分けているようだ。
葉にできる五倍子(ごばいし)は「ふし」とも呼ばれ、
お歯黒など黒色染料に使われたという。
キブシの果実は、その代用にされたのでキブシという名前になったそうだ。
この木には五倍子は見つからない。
まだ咲き残っている花序もある。
子供のころの遊び場にウルシがあって何回かかぶれた。
今回もちょっと心配したが大丈夫だった。