東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

収穫した小麦を、いつものように製粉

2016年03月03日 | 料理、食品加工

 一昨年の11月に種まきし、去年の夏に刈取りし、脱穀機で脱穀し、そして天日乾燥し貯蔵した小麦をいつものように製粉しました。これまで何度か製粉したため、貯蔵した小麦は半分位に減りました。今後も製粉しますが、今年夏に収穫する小麦まではもちそうです。小麦の貯蔵は意外に難しく、ゆだんするとすぐに虫が湧いてしまいます。そのため、去年から専用の貯蔵タンクを使っています。さらに、乾燥剤と脱酸素剤を小麦と一緒に入れています。なお、脱酸素剤は、専用のものは高価ですので、私はホカロンを使用しています。

   貯蔵タンクの小麦      製粉機の上に小麦を       最初は荒く製粉
  

 パンに使う分だけの小麦を貯蔵タンクから取り出し、製粉機の上に入れます。そして、製粉を開始するのですが最初は荒く製粉します。そのため、回転臼の隙間を少し開けておきます。トウモロコシの場合はさらに隙間をあけておきます。最初は、製粉すると言うよりも小麦を砕きます。

   最初、砕いた小麦      3回臼を通した小麦      5回臼を通して製粉完成
  

 小麦を砕いた後、だんだん回転臼の隙間を狭め通します。私は5回通せば十分かなと思いますが、8回程度通せば完璧です。なお小麦の糠が残る全粒粉ですので、どんなに製粉しても市販の小麦粉のようにさらさらはしません。細かい網でふるって濾すことによって、つまり糠を取り除くことによって、市販に近いさらさらした小麦粉になります。
 私が栽培している小麦はパン用です。そのため、ほとんどをパンにして食べています。時々すんとんにしています。全粒粉のため、フランスパンのような硬さで茶色の糠味が残るパンに仕上がります。美味しいとは言えませんが、バターなどを付ければそれなりに食べることができます。なお、市販の強力粉を混ぜれば市販のパンに近づきます。
 
              製粉が完了した小麦粉(全粒粉)


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