18日、田布施中学校の1年生が郷土の学習のため田布施町郷土館に来館しました。1組は郷土の偉人について学習し,2組は郷土の産業について学習し,そして5組は郷土の史跡について学習しました。最初1組の来館です。郷土館のN館長が田布施町の写真を元に田布施町の概要を説明して、次に1組のみんなを2階に案内して旧宰相岸信介氏と佐藤栄作氏について丁寧に解説しました。
旧宰相岸信介氏と佐藤栄作氏について1組に説明する郷土館のN館長
旧宰相岸信介氏と佐藤栄作氏の説明や遺品の説明が終わると、1年生は他の偉人についても説明を受けました。国木田独歩や江良碧松などの文学者、そして幕末に活躍した富永有隣などです。一通り説明が終わると、生徒達は学習室などで郷土の偉人についての文献を調べたりしました。そして、遺品の説明を再確認したりしながら自主的に学習を続けました。
郷土の偉人達の写真や資料を見学 学習室で、偉人に関する文献を調査
1組が学習を終えて帰ると、交代するように2組が来館しました。2組は田布施町の産業を主に学習しました。最初、田布施町の概要を聞いた後、昔栄えた産業の話を聞きました。例えば、防長四白について詳しく説明をうけました。四白とは、塩,米,和紙,ハゼろうです。これらの産業を振興したため、長州藩は他藩より経済が豊かになり幕末をリードすることができました。
田布施町の概要について説明を受ける2組の生徒達
続く5組は私が主に担当しました。最初、田布施の概要について写真を元に詳しく解説しました。そして2階に上がって古墳を中心とした遺跡の説明をしました。特に石室が山口県で一番大きい後井古墳と、山口県で最古と言われる国森古墳について詳しく説明しました。そして、東田布施にある納蔵原古墳の出土物についても説明しました。私の説明が終わると、30分ほどの自習タイムです。生徒達は、学習したことをまとめたり郷土館職員へ質問したりしていました。
各組共に約2時間かけて郷土を学習しました。前半1時間半ほどは郷土館職員が説明し、残り30分は自習,調査,質問タイムです。今回来館した中学1年生達は、郷土館から帰ると学習した事を新聞にして発表するそうです。どんな新聞ができるのかな?
Hさんに、昔の産業について説明を受ける 説明を受ける5組の生徒達
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