東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い日立製トランジスタラジオ TH-660の修理(2/10)

2012年02月12日 | 古ラジオ修理工房

この日立製トランジスタラジオ TH-660の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。

  修理( 1/10) 修理( 2/10) 修理( 3/10) 修理( 4/10)
  修理( 5/10) 修理( 6/10) 修理( 7/10) 修理( 8/10)
  修理( 9/10) 修理(10/10)

  このトランジスタラジオは単三電池を2個挿入するのですが、電池を入れてスイッチを入れても音が出ません。しかし、電池を入れた後、電池を強く触ると時々ガリガリ音が出ます。このような時、一番疑われるのは電池の接触不良です。トランジスタラジオでは接触不良はそう珍しくありません。どこが接触不良か探す前に、電池を挿入する個所の構造を調査することにしました。

               白い筒2個それぞれに単三電池を挿入


 白い筒はそれぞれ外すことができますので、筒に電池を入れてからラジオ本体に差し込んでもかまいません。この筒はラジオ内の部品に電池を接触させないためか、漏液が発生したときにラジオ内に液体が流れないためと思います。
 見た目には接触不良個所がわからなかったため、まずはラジオを鳴らして電池接触不良以外の故障がないか調査することにしました。そのために、電池2個分の電圧3Vを安定化電源からラジオに直接供給してみることにしました。

  電池を入れる白い筒を取り出す          安定化電源を3Vに設定
 

 安定化電源から3Vをラジオに直接供給すると、ラジオから音が出るようになりました。しかし、ガーガーピーピーとしか聞こえません。何かを受信しているようですが、全く音声が出てきません。電池の接触不良以外にも、内部回路に不良があるようです。ただ、NHK第二放送がガーガーピーピー音に混じって何とか聞こえますので、周波数混合付近に故障があるか、トラッキング大幅にずれているのかも知れません。

                 安定化電源から3Vをラジオに供給中


 電池の接触不良を直さないと、安定的にラジオを鳴らせません。このため、回路上の故障は後回しにして、まずは電池の接触不良を直すことにしました。接触不良が疑われる個所は、4か所です。単三電池の端子が当たる下図の4か所です。次回、この4個所を磨くなどして直してみようと思います。

    回路側の電池受け端子             2個の電池の中間側の端子
 

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