今年初めから何度も打ち合わせしてきた、麻郷小学校 放課後学習の成器塾の開講式がありました。成器塾の由来は、幕末期に田布施町にあった長州藩の藩校明倫館の分校である成器堂です。この成器堂の扁額が、麻郷小学校に引き継がれています。開講日当日の一斉下校時、放課後学習に参加する子供達は体育館に集合しました。町長,教育長,そして学校長からの挨拶などがありました。私はその成器塾の教室を一つ持っているため、子供を迎えに体育館に行きました。
へら台の上に布,チャコベーバー,型紙を重ね、その上からルレットで描く
私の持っている「糸紡ぎ 昔の手仕事」教室では1人の子供が学びます。なお「糸紡ぎ・・・」では内容が分かりにくいようですので、来年は「ハンドクラフト・・・」教室に改めようと思います。そして、より子供向けのメニューにしようと思います。さて、今回が初めての教室です。最初、お互いに自己紹介をしました。自己紹介が終わると、私の方から、この教室の1年間の授業内容を説明しました。綿と羊毛を使った糸紡ぎ、縫いと織り、アイロンや霧吹きなどの裁縫用具の基礎知識、ファッションデザイン、ミシンの使い方基礎、フェルト細工,収穫と料理、テーブルセッティングなどです。内容によっては校外の農園や施設を利用します。知識の勉強ばかりではつまらないので、さっそく手芸をしました。簡単なポケットティッシュケース作りです。まずは、気に入った布を選んでもらい、型紙をルレットで描き、その布をハサミで切りました。
成器塾の開講式 裁縫用具の基礎知識 子供1人にスタッフ4人
ところで、子供にとっては初めての裁縫道具ばかりのようでした。へら台,チャコペーパー,ルレット,口吹き霧吹などです。極め付きは下糸不要の手回しミシンです。私の方から丁寧に使い方を教えました。前半のお話が長かったので、ポケットティッシュケースは完成できませんでした。そのため、次回に持ち越しです。私としては、子供の目線を尊重しながら、子供の時間に合わせて焦らず制作してもらおうと思っています。保護者を交えて、スタッフと談笑しながらの楽しい「糸紡ぎ 昔の手仕事」教室ではなかったかと思います。
ルレットを使った後、布を切る 切った布をアイロンで型止め
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