東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

大きく育った栃の木

2010年07月30日 | 樹木,果樹

 8年ほど前の晩秋に八王子の山奥に生えていた栃の木の実を採取しました。それをすぐに植木鉢に埋めておいたところ芽が生えました。1年ほどは植木鉢に植えていましたが、大きくなって狭くなったため、7年前に移植しました。田んぼを見下ろす水気が多い日当たりが良い斜面です。その栃の木がだいぶ大きくなりました。すでに私の身長を追い越すほどほどです。

         田んぼを見下ろす斜面で、だいぶ大きく成長した栃の木


 20年ほど前でしょうか、東京都の奥多摩地域や山梨県の奥地に行って栃の実の加工方法を調査したことがありました。栃の木は渓谷の水辺に生えていることが多く、実の採種はなかなか大変です。栗のような実を覆っている皮は厚く、石鹸に含まれるようなサポニンという毒を含んでいます。このためアクを抜くのが大変な作業です。どんぐりに含まれるタンニンを抜く以上に大変です。都内では栃の実を加工できる古老はいないと思います。いつか栃の実が採種できるまでに大きく成長したら、ぜひ栃の実を加工して食べてみたいと思っています。

    下から見上げた栃の木           幹の太さは4cmぐらいに太る
 

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