東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

竹皮を加工して籠の試作(1/3)

2024年05月23日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 竹皮を数十枚集めることができたため、籠を一つ試作することにしました。以前クルミの皮で作った籠をヒントに、同じ方法で作ってみました。
 クルミの皮と違って皮が薄く紙のようでした。ただ、紙と違い竹皮の根元側は厚みがあり、先に行くほど薄くなりしかもたくさんの毛が生えています。水に湿らせないと折れるため、細工する直前に水に浸しておく必要があります。

        テープ状にした竹皮を十字に平編みして組んでみる


  竹皮を編むためにはテープ状にしなければ編めません。そこで、乾いて丸まった竹皮を水に一時間ほど浸しました。すると、丸まった竹皮を手で容易に開くことができました。乾いたまま手で引っ張ると裂けてしまいます。
 次にアイロン(低温)をかけて竹皮のしわを伸ばしました。そもそも竹皮をアイロンがけする人なんているのでしょうか。でもこれはGoodでした。アイロンをかけると綺麗に平らになるのです。

  1時間ほど竹皮を浸す   竹皮をアイロンがけ  2cm幅にナイフでカット
  

 平らになった竹皮の中心でナイフで2等分しました。そして、その切り口から2cm幅で竹皮をテープ状にナイフで切りました。薄いので容易な切ることができます。1mの定規を当てて切る時に定規がふらつかないように強く竹皮に押し当てなければなりません。
 竹皮を三枚を使って数十枚の竹皮テープが出来上がりました。次に十字に平編みしてみました。クルミより薄いため容易に編むことができました。

   一枚の竹皮から採れたテープ     三枚の竹皮から数十枚のテープ
 

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