東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学生の郊外学習支援(2/3)

2024年05月17日 | 子供の育成関連

 第二回目の小学生児童の郊外学習支援をしました。一回目は神社やお社を案内しましたが二回目は地区の皆さんが使う公民館,お寺,コンビニ,そして理容室などを訪問しました。
 お寺ではご住職さんしか入れない場所を案内していただいたり、普段叩くことはない小さな鐘を叩いてみました。またコンビニで店長さんにパンや飲み物などの売れ筋などを聞いてみました。また何故コンビニで働くようになったのか聞きました。理容室では働く楽しさなどのお話を聞きました。これらを聞いて子供達に響くものはあったでしょうか。

        地域にあるお寺を訪れてご住職さんにお話を聞く


 今回の朝は雨混じりの強い風が吹いていました。晴れ間はちらちらしか見えませんでした。そのため、公民館の後に訪問したお寺を最後に小学校に帰るつもりでした。しかし、お寺でご住職さんのお話を聞いているうちに晴れ間が大きく広がるようになりました。そこで、次のコンビニまで行って帰ることに変更しました。ところがコンビニまで行くとさらに晴れ間が広がり、予定通りのコースを歩くことでできました。

 公民館を訪問し傾聴      次に訪れたお寺    なるべく歩道を歩く
  

 ところで、私が子供の頃の昭和30年代は歩道がありませんでした。今は車で通りますが、今回数十年ぶりに歩いてみました。古道は相変わらず狭い道が続いていましたが、車道はどこも歩道がしっかり設置してありました。そのため、安心して子供達を先導して歩くことができました。
 私の同級生や近所に住む方の中には交通事故で亡くなったり身体障害になった方がいました。それら事故の教訓を元に今は安全な道が増えました。考え深いものがあります。

  コンビニの店長さんにお話を聞く      理容師さんにお話を聞く
 

 鳥越地区にある理容室の脇に人知れずお地蔵様が何体かあります。理容室に行く前にこのお地蔵様のお話をしました。その昔、このお地蔵様の前でお盆に子供達だけによる盆踊りがありました。明治時代以前は子供の死亡率が高く七歳まで生きることが難しい時代でした。子供だけによる盆踊りで、生きることができなかった子供達の霊を招いて一緒に踊ったとのことです。それらのお話や七五三のお祭りの話を、子供達にしました。少しは理解してもらえたでしょうか。私が育った昭和三十年代でも、川の事故や破傷風などの病気による死亡が少なくありませんでした。

   小学生達,先生方,ボランティアの方々と歩いた郊外学習ルート2

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