東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

藍染めに備え、藍の苗を植え替え (2/3)

2024年05月22日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 藍の苗がどんどん大きくなっています。こぼれ種から芽生えた藍と、種を遅く蒔いた畑では成長が違います。こぼれ種から芽生えた藍の方が大きく育っています。今回はその藍の苗を先に本畑に植え替えしました。
 藍は寒さに強いため田布施では3月に種まきします。しかし、仕事などの都合で4月に種まきしてしまうと、種まきが遅くれた分成長が遅くなり、結果として植え替えも遅くなります。次回は藍の種まきを体験した親子がやってきます。その親子が種まきした藍を植え替え体験してもらおうと思います。

           こぼれ種から芽生えた藍を本畑に植え替え


 植え替えする畑は先日耕運しました。その耕運した畑に、藍を植え替えるための窪みを平クワで引きました。次にジョロで水をその窪みにかけます。これは植え替えた直後に根が乾燥することを防ぐためです。乾くとすぐに枯れてしまうのです。窪みが湿るといよいよ藍の植え替え開始です。

  平クワで窪みを引く   窪みにジョロで水やり   育った藍を掘り起こす
  

 一番大きく育った藍を根ごと掘り起こした後、藍を株ごとに選り分けました。次に、選り分けた藍の株2本を10cm間隔で窪みに置いていきました。
 窪み全てに藍の苗を置き終わると、平クワで株元に丁寧に土寄せしました。最後にもう一度根元にジョロで水をかけておきました。ちゃんと生育すれば、7月末と9月中旬の二度葉を収穫することができます。収穫した葉は天日乾燥した後に藍染めに使います

    藍の根元に丁寧に土寄せ        土を寄せた後の藍の苗
 

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