東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

クルミの皮を剥ぐも、ああ残念!

2024年05月31日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 初夏、クルミの生木から直接皮を剥ぐことができます。しかし、それ以外の季節は熱湯にしばらく浸しておかないと皮を綺麗に剥ぐことができません。今回、剥ぐ時期を逃したまま溜めていたクルミの枝を熱湯に浸しました。その後熱湯から取り出して皮を剥いでみました。すると、見事に失敗しました。
 伐採してすぐに熱湯に浸さないと、良い皮を得られないことが分かりました。一枚だけ無理やり皮を剥がしてみました。

      ドラム缶で熱湯を沸かし、その中にクルミ枝を入れて煮る


 結果的にクルミの皮を剥ぐことに失敗しましたが、良いことが一つだけありました。それは、ドラム缶での熱湯の沸かし方が早くなったことです。前回練炭を使ったりしたため、なかなか熱湯が湧きませんでした。今回はたった15分程度で熱湯を沸かすことができるようになりました。今後、シダやクルミなどを早く煮ることができそうです。

 クルミの枝を挿入    熱湯を沸かしたドラム缶   煮え上がったクルミ
  

 一枚だけ無理やりクルミの皮を剥がしました。その結果、枝が枯れると色が黒くなり繊維がバラバラになること分かりました。一方で生きている部分は飴色でした。つまりクルミの皮を剥がす時は、枝が枯死しない前に熱湯で煮る必要があります。枯死した皮と生きた皮の境目がくっきり分かれていました。

     無理やり皮を剥がすと       剥がした皮を裏返しして保存
 

コメント
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