東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

懐かしい故郷の民具(ほぼろ:わら籠/わら細工)の制作 (3/9)

2021年01月03日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 うかうかしていると、今年もあっと言う間に過ぎてしまいます。平均寿命まで私はあと15年しかありません。さらに言えば、健康寿命までたった6年しかありません。残り少ない年を何に使おうか、最近よく考えるようになりました。今年は、わら細工の一つであるほぼろ作りをマスターすることを目標にしています。まずは、今月中に一つ作り上げて、今年中に郷土館かどこかで講習会を開きたいと思っています。空いている日に、家ごもり又は郷土館ごもりしながら制作しています。しかし、亡き先輩たちが作り上げたほぼろには近づけません。

        預かった馬を使ってほぼろの試作中


 郷土館に保存してあるほぼろは、当時作られていた稲で作られています。当時の稲は茎が高いため大き目のほぼろを作ることができました。今の稲は短稈ばかりですので、当時と同じ大きさのほぼろや俵を再現できないことに気が付きました。このように、ほぼろを試作しながらいろいろ気が付くことばかりです。まずは一つ完成してみて、今の稲に合ったほぼろ作りにする必要があります。

    稲束を次々に積み重ねる        ほぼろの円周に近づく
 

コメント
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