東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

子供達の木工支援、「どうしたニャン小箱」作り

2018年10月13日 | ふるさと

 今月10月の少年少女発明クラブの活動は木工です。去年は巣箱を作りました。今年は何にしようかと考えて、木工の基礎を学ぶことができるオリジナル「どうしたニャン小箱」作りにしました。木工の基本道具である、ノコギリ、金づち、釘、差金などを使います。これらの道具は、昔はどの家にもあったかと思います。今ほとんどの家はサラリーマン家庭です。それらの道具を持つ必要が無くなりました。今回、子供達はそれらの道具を使います。

    木工制作の基礎を学べる小箱作り、子供達はうまく制作できるかな


 最初、子供達には幅12cm,厚さ12mm,長さ約1mの板を渡します。まず初めに、自分が作りたい小箱を考えます。そして、その箱の蓋、裏蓋、縦、横の長さを決めます。次に、その寸法を差金を使って板に描きます。紙で箱を作る場合は厚さを考慮しなくても構いません。しかし、板の場合は厚さを考慮して描かなければなりません。その厚さを考慮することを学びます。

  子供達に渡す板      寸法通りに切った板    各板を輪ゴムで固定
  

 板に線を描き終わると、ノコギリで板を切り出します。描いた線の外側に沿って切らないと、板が微妙に小さくなります。切り出した板は、バリが付いています。紙やすりを使って切り口を綺麗に磨きます。次は、いよいよ金づちと釘を使って小箱にします。上手に釘を打たないと、板と板の間にずれや隙間ができます。

 板と板の大きさ合わせ    キリで下穴をあける   釘を打って板を繋ぐ  
  

 話が変わりますが、とある小学校の見守りボランティアで、町内のスーパーマーケットを子供達と一緒に見学しました。いつもは商品が陳列してある店内しか見たことがありません。今回の見守りでスーパーの納品場所、荷札付け所、総菜加工場などを見学することができました。子供達の勉強になりましたが、見守りに参加した大人の勉強にもなりました。ありがとうございました。


     蓋に蝶番を取り付け         蓋に小型鍵を取り付け
 

 小箱ができると、あとはデザインです。今回、子供達のために「どうしたニャン」シールを用意しました。これは私がパソコンのCADで自作したオリジナルキャラクターです。このシールにはある願いが込められています。子供達はこれから成長する上で、いろいろな悩みや悲しみ、そして喜びに出会うことでしょう。そんな時、この小箱が「どうしたの」「何があったの」と受け止めてくれるようにと。そして、自分の好きな宝物を入れて欲しいと思います。大切に使えば一生使えます。なお、自分の好きなデザインを描いてもかまいません。

CADでキャラクター作り  シールに印刷し切り抜き    小箱の上蓋に張る
  

コメント
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