久しぶりに晴れ間が見えたので、自宅からバイクで40分位のところにある城山湖周辺を散策してきました。この散策路は15年位前に行ったことがありました。しばらく行っていないので、15年ぶりに歩いてみることにしました。城山湖は小さな人口湖で、この湖にたたえられた水を高低差150mの津久井湖に流して発電しています。25万軒分の発電量だとのことです。
小さな人口湖(城山湖)、津久井湖に水を流して発電
散策路は湖を取り巻くようによく整備されています。最初、車が十分通ることができる幅の未舗装の道を歩きました。このところよく雨が降ったので、道も漂う空気も湿っています。肌寒いので歩き始めにジャケットを着ました。林間から時々南側方面に、津久井城址公園がある城山や津久井湖が見えました。
車が通れる幅の、湿った未舗装道をのんびり歩く
しばらく歩くと、野鳥観察用の休憩所に付きました。暗く木が茂っているため視界がききません。これで野鳥を観察できるのでしょうか?この休憩所ができた当時は見晴らしが良くて湖を見下ろすことができ、湖で休む水鳥を観察できたのではないでしょうか。この休憩所からさらに20分程度道を登ると、ふれあい休憩所に付きました。ここで数分間、水分補給のための休息をとりました。
視界が悪い野鳥観察休憩所 水分補給休憩したふれあい休憩所
このころになるとジャケットを着て歩くと、汗が出るようになりました。ふれあい休憩所でジャケットを脱ぎました。半袖でちょうど良いくらいです。涼しい林間の道を、周りの木々を見渡しながらゆっくりと歩きました。平日にもかかわらず何グループかとすれ違いました。この散策路はダムを囲むように整備されているためなのでしょうか、ダムの内側には広葉樹が外側には針葉樹が多いように感じました。広葉樹はクヌギや楢などの自然林のようです。針葉樹は木の間隔から想像するに植林されたようです。
左側はダムの外側で針葉樹、右はダムの内側で広葉樹
ふれあい休憩所からの散策路は急勾配で下る道です。足元には木の根っこが這い回っているので、つまづかないように注意しながら歩きました。20分くらい歩くと、草戸山頂上の松見平休憩所に付きました。ここは高尾山などへの分岐点で、ここからあちこちへのルートがつながっています。ここには単独行や数グループの人が集まっていました。湖を見下ろせるかと思って展望台にあがりましたが、木が茂っていて見下ろせませんでした。立ち止まっただけで歩き出しました。
根っこが這い回っている散策路 松見平休憩所の展望台
松見平休憩所を過ぎると、ダムを囲む尾根道に沿ってさらに歩きました。最初はゆるやかな下り道でした。ところどころ階段がありましたが、人が楽にすれ違い出来る幅の道が続いています。やはり、ダムの内側は自然林、ダムの外側は植林したのでしょう針葉樹でした。一般的に針葉樹は暗くて植生も貧弱のように思えます。景色も単純で鑑賞するにあまり値しません。
左に針葉樹、右に自然林の小道をのんびり散策
この散策路で一番長い急勾配の下り坂がありました。さらに階段の間隔が歩幅に合わないので、下りるのに苦労しました。途中、息をハーハー言いながらこの急勾配を上っている人とすれ違いました。下るにも登るにも苦労する急勾配でした。急勾配を降り立った近くに最後のはなさき休憩所がありました。小さな休憩所で、すでに休んでいる人がいたのでそのまま通り過ぎました。この休憩所を過ぎて、しばらく歩くとダムに降り立ちました。
小さな休憩所「はなさき休憩所」 散策路の最後、ダムに降り立つ
この城山湖はロックフィルダムのようです。コンクリートを使わないで、土や石を積み上げて作ったダムです。ダムの外側には積み上げてできた広い斜面がありました。その斜面一面に草が生えていました。そして、ところどころに排水用でしょうか草の生えていない箇所がありました。
ダムを支える広々とした斜面、一面に草が生えるも所々に排水施設
ダムを渡り終わると、近くに作られた公園のテーブルで休憩をとりました。簡単な食事を取ったりラジオを聴きながら、汗ばむ体を休ませるようにのんびり時間を過ごしました。30分ばかり休憩するとも、バイクでダムを見下ろす場所に行きました。そこからは、ついさきほど歩いたダムを一望できました。
ついさきほど歩いたダムと湖をを見下ろす
この場所には広い駐車場と休憩所がありました。15年ほど前には休憩所はありませんでしたが、景色が良い上に駐車場もあるので休憩所が作られたのでしょう。ダムの建築経過やダムの構造などを案内した掲示板もありました。その説明を見てから家路につきました。
ダムの全景、このダムを囲むように整備された散策路を歩く