東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ルバーブの採種

2011年06月10日 | 野菜:葉菜

 1ヶ月ほど前にルバーブが開花しました。その後、どんな種ができるのだろうかと花を切り取らないで見守っていました。今回、種らしきものが出来たので採種することにしました。タンポポのように一斉に種になるのではなく、バラバラな時間差で種ができるようです。このため、採種のタイミングがとても分かりにくい野菜です。

          バラバラな時間差で種ができたルバーブ、葉はだいぶ大きくなる


 一粒一粒の種を観察すると、成熟に時間差があります。種の形も変わっています。風に飛ばされやすいようにでしょうか、一つ一つの種に羽のようなものが薄く付いています。羽の中心部分に黒い種が実っていました。

          成熟度がバラバラのルバーブの種、成熟すると色が黒く


 種は手でさわるとパラパラと落ちます。地表には落ちた種がたくさんありました。不思議なのは成熟度に関係なく種が落ちることです。手で軽く揉むだけで簡単に落下します。さらに不思議なのは、成熟した種がとても少ないことです。自家受粉できにくい野菜なのかも知れません。

     薄い羽が付いた種               成熟度に関係なく落下する種
 

 種が成熟しているかどうかは、指で強く摘むと硬いので分かります。来年の種まきに使えそうな成熟した種は種全体の一割もありません。スズメなどの鳥が食べているのでしょうか。来年の種まきに使えそうな種を選んで持って帰りました。

              来年の種まきに使えそうな、実が硬い成熟した種

コメント
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