東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

泥んこ運動会の準備

2011年06月08日 | 田舎暮らし



 この日曜日に、多摩市など近隣地域の子供たちや学生が集まって、泥んこ運動会が開催されます。4年ほど前から行われていますが、私も時々その準備などを協力してきました。去年一昨年は運良く仕事が休みだったので、その運動会を見学しました。今回もその協力の一つとした草刈りを支援しました。

             どろんこ運動会が開催される田んぼを草刈り


 泥んこ運動会が開催されるこの田んぼは、東京薬科大学の環境グループASIATOの学生たちが管理しています。毎年この時期5~6月上旬に、苗代を作ったり、代かきをします。去年、私は代かきや田植えの支援をしました。そして、学生たちは10月に稲刈りをして干して脱穀・精米をします。脱穀・精米はほぼ毎年私が支援しています。

   上流側の田んぼの道端(草刈り前)    上流側の田んぼの道端(草刈り後)
 

 泥んこ運動会が開催されるこの田んぼを、1ヶ月ほど前にも草刈りしました。しかし、この一ヶ月の間に、草刈りしたことが分からない位に雑草が伸びていました。5月になってから気温が暖かくなったので、刈り跡から雑草がどんどん伸びたのでしょう。

    田んぼを仕切る畦(草刈り前)        田んぼを仕切る畦(草刈り後)
 

 前回草刈りした時は、田んぼに水がありませんでした。このため畦周りはとても歩きやすく草刈りが容易でした。その後、ASIATOの学生たちが代かきするために水を入れていました。水を入れた田んぼはぬかるんでいます。ぬかるむと足場が悪くなり、草刈りが少し大変でした。時々泥が顔に飛んできて痛い思いもしました。

                 午前と午後をかけて田んぼを草刈り


 田んぼではどこからかカエルの鳴き声がしました。畦のどこかで鳴いているのでしょう。また、卵から孵ったおたまじゃくしも田んぼ内の水にいるのではないかと思います。何の虫か分かりませんが、時々田んぼの水面を泳ぐ虫もいました。田んぼはいろんな生き物の住処なのだと思います。

   田んぼを仕切る土手(草刈り前)        田んぼを仕切る土手(草刈り後)    
  

 草刈りをしていると、体育着姿の何十人もの由木中央小学校の子供たちが私の前を通り過ぎました。その子供たちは里山農業クラブの指導の下で田植えをしたようです。しばらくして、その里山農業クラブの知り合いの方から余った食材をいただきました。昼食休憩時、その食材を中心に食べながら休みました。

          泥んこ運動会会場の田んぼを耕運する鈴木牧場のSさん


 昼休憩を済ませて午後の草刈りの再開です。しばらく草刈りを続けていると、トラクターに乗った鈴木牧場のSさんがやってきました。そして、泥んこ運動会で子供たちが、田んぼ内を快適に走れるようにトラクターで丁寧に耕していました。

                 ほぼ草刈りが終わった田んぼ三面


 この田んぼで一度、私が運転するトラクターが立ち往生したことがありました。今後私がトラクターで田んぼに入ることは無いと思いますが、Sさんの運転を見て田んぼ内でのトラクターによる耕運手順は勉強になりました。

   流側の田んぼの道端(草刈り前)    下流側の田んぼの道端(草刈り後)
 

 泥んこ運動会は三つの会場に分かれています。それぞれに田んぼの面が割り当てられています。一番上流側の小さな田んぼは小さな子供用です。運動会をすると言うよりも、泥遊び用で泥山を作ったりして自由に遊びます。水着を着た小さな子供の楽しそうな泥遊びを見るのはうれしいものです。

            この上流側の小さな田んぼは、小さな子供の泥遊び用


 田んぼ三面のうちの中央面は大人や学生用です。泥んこバレーボールなどをして楽しみます。去年はやや天気が悪く肌寒かったのですが、泥んこバレーボールをみんな元気はつらつにプレーしていました。子供たちも応援していました。

               中央の田んぼ面は大人や大学生用の会場


 トラクターで耕した田んぼ面は子供たち専用の会場です。三面のうちで一番大きい田んぼです。ドッジボール,サッカー,棒引きなどで、子供たちが思い切り走れるように大きな面を選んでいます。この時期は梅雨のシーズンなので雨が心配です。去年は、雨で泥んこ運動会は延期になりました。今年はどうでしょうか。

              子供たちがドッジボール,サッカー,棒引きなどをする会場

コメント
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