東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ぬかるんだ田んぼの排水

2009年11月26日 | 稲:その他
 稲刈りや脱穀はほぼ終えたのですが、一箇所だけ稲刈りが手をつけられない田んぼの一画があります。その場所は湧き水が出る箇所に接しているためなかなか排水できません。さらに台風や大雨のため、湧き水を排水する水路(水道:みずみち)が土で埋まって排水が困難になっています。
 一度その田んぼに入って稲刈りしょうと思いましたが、ひざ下までぬかって身動きできず稲刈りどころではありませんでした。毎年冬に畦の修復を兼ねて水路を修復しますが、今年は、この秋が修復開始になってしまいました。

          排水を促すため、水路に埋まった土を掘り上げる


 まずは水路の流れを取り戻すため、水路に埋まった土を掘り出すことにしました。最初に三本クワで大まかに水路を掘り、続いて平クワで土を両脇に上げました。クワで掘っているとザリガニなどが驚いて飛び出してきました。

       ぬかるんだ田んぼ             掘り下げた水路
 

 ここの田んぼは近代化されない江戸時代さながらの田んぼです。上流から流れてくる自然水や湧き水を田んぼに入れて稲を作っています。のどかでいいのですが、ひとたび大雨になると水路が崩れて埋まってしまいます。10年ほど前には台風で土手が崩れて水路を越えて田んぼに土砂が流れ込んできました。スコップやクワを使って人海戦術で復旧に二ヶ月ほどかかりました。毎年の畦修復や水路堀りは疲れます。

               元のように掘り下げた水路
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