チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

櫻花の詞

2005年04月11日 | 詩・歌・唄
只今の走行距離
 11.698キロ


櫻花詞     

薄命能伸旬日壽 
納言姓字冒此花  
零丁借宿平忠度  
吟詠怨風源義家  
滋賀浦荒翻暖雪  
奈良都古簇紅霞  
南朝天子今何在  
欲望芳山路更遥  
         
 読み方

はくめいよくのぶじゅんじつのじゅ
なごんのせいじはこのはなをおかす
れいていやどをかるたいらのただのり
ぎんえいかぜをうらむみなもとのよしいえ
しがのうらはあれてだんせつひるがえり
ならのみやこはふりてこうかむらがる
なんちょうのてんしいまいずくにかおわす
ほうざんをのぞまんとほっすればみちさらにはるかなり


意解

桜の花は美人の薄命のごとく、僅かに十日ばかりの
命なれども、わが国の第一の名花なれば、
古来この花に関する佳話典故少しとせず此の詩は
其著しきものを烈叙し結末に南朝の天子を説きて
吉野の桜を連想して悲壮の感を述べたるなり

(関西吟詩同好会 B第7号)

            号ー萋孝
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