チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

谷川俊太郎・12月の詩・朝日新聞

2012年12月05日 | 詩・歌・唄
絶望

絶望していると君は言う
だが君は生きている
絶望が終点ではないと
君のいのちは知っているから

絶望とは
裸の生の現実に傷つくこと
世界が錯綜する欲望の網の目に
囚われていると納得すること

絶望からしか
本当の現実は見えない
本当の希望は生まれない君はいま出発点に立っている
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大和高原、今冬いちばん寒い朝 | トップ | 朝日新聞 お知らせ 「大和... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

詩・歌・唄」カテゴリの最新記事