goo blog サービス終了のお知らせ 

ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

蘭嶼 その2

2014-07-16 20:48:54 | 町を訪ねて
 蘭嶼の続きです。



 さて、蘭嶼には面白い岩がたくさんあります。今回はそれもご紹介。まず最初は龍頭岩。確かにドラゴンの横顔に似ています。



 こちらは海に浮かぶ軍艦に見えるからなのでしょうね、軍艦岩と呼ばれています。


    
 これはちょっと自信がないのですが、頭盔岩だと思います。達悟族の男性がかぶる鉄製のヘルメットに似ているように思うのですが・・・



 これは青蛙岩(カエル岩)。なるほど言われてみれば・・・



 この岩は島では有名。雙獅岩です。2匹のライオンが隣り合って座っているように見えます。この岩、思っていたより大きくて迫力がありました。蘭嶼の東北エリアに存在する変わった形の岩はみな、火山の溶岩が冷やされて自然にできたのだそうです。



 こちらは島の西北にある紅頭岩。欧米人の横顔に似ています。



 おそらくタンク岩だと思うんですが・・・・


    
 蘭嶼で有名な玉女岩。不思議な形をしています。



 ワニ岩。ワニさんが空に向かって口をあけているように見えますね。



 遠くてわかりにくいかもしれませんが、めんどり岩。鶏に見える??



 岩巡りに疲れたら、島のところどころに設えてある休憩所で休みます。



 蘭嶼の海は綺麗なので、是非とも泳いでみたい!!



 と言うわけで、めんどり岩のシュノーケルポイントなどで泳いでみました。美しい珊瑚、青や黄色の熱帯魚がたーーーくさん!



 のんびりと海中散歩が楽しめます。



 こちらは東清湾の遊泳ポイント。入り江になっていますので安全です。



 お昼ごはんは海辺のレストランで。



 売れているメニューはやっぱりトビウオ入りチャーハン!



 がっつりトビウオを食べたいなら、こんなトビウオ定食もありました。トビウオの丸ごと一匹から揚げです。蘭嶼らしいメニューで美味しかった!



 面白い屋台を見つけました。パイナップルじゃありませんよ~。林投っていう木の実です。(日本語名はアダンだそうです)亜熱帯や熱帯の海辺に生育する植物なんだそうです。



 林投の汁の入ったジュースを飲んでみました。さっぱりした甘さがあっておいしい!



 達悟族の文化も島の至る所に描かれています。これは達悟族女性の踊り。長い髪をなびかせながら踊ります。



 トビウオ漁のお祭りの絵。



達悟族男性のふんどし姿は普段は見られませんが、お祭りのときには見られるそうです。
 

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ

 

蘭嶼 その1

2014-07-09 20:16:49 | 町を訪ねて

 やって来ました!夏の蘭嶼です!青い海と空。これこそ蘭嶼にふさわしいですね!



 お世話になったのはこちらの民宿「椰油灣民宿」です。



 部屋の窓から青い海がばっちり見えます、嬉しい~。


    
 シンプルながら過ごしやすいお部屋でした。



 荷物を部屋に置いたら、早速島巡り。やっぱり南の島の海はいいですねえ。真っ青で綺麗!!



 浜辺に達悟族が乗っているタタラ船がありました。思っていたよりも小さかったので驚きました。



 しばらく海辺で戯れていたのですが、おなかがすいてきたし暑いしで近くのレストランに入りました。



 タコとオリーブのパスタとか・・・



 トビウオの卵入りパスタとか・・・



 トビウオ入りのパスタとか、蘭嶼らしいパスタを注文しました。


    
 このお店の店主は達悟族の方。生後間もない赤ちゃんを抱っこしてご機嫌でした。お店の壁に貼ってあるポスターはご本人。おっ、ふんどし姿です!



 ところで、蘭嶼に来てものすごくびっくりしたことがありました。それは島の至る所にヤギがいることです。最初は誰かが飼っている家畜のヤギなのかと思ったのですが、どうもそうではなくて野生のヤギさん達のようなのです。



 ほらね、海辺でもヤギさん達がごろごろしているでしょ。



 道を歩いていてもごく普通にヤギとすれ違います。



 ヤギの親子を見かけました母ヤギはおなかに赤ちゃんがいるようです。



 絵になるような夕焼けとヤギ。


    
 引き続き島巡りをしていると、達悟族の像と遭遇。大きな像です。うん、やっぱりこの服と帽子、そしてトビウオとくりゃ蘭嶼だなあ~と実感。



 野銀地区で池のような場所を発見。どうやら冷泉のよう。



 地元の子供たちが冷泉で遊んでいましたので、我々も冷泉に入ってみることに。



 シュノーケルをつけて潜ってみましたが、あまり深くはなく、魚などの生物もほとんど見当たりませんでした。冷泉と言われるだけあって水温が低く、長く浸かっていたら足が攣ってきたのであがりました。



 野銀地区は住居エリア。家畜の豚さんが気ままにうろついています。



 蘭嶼で有名な達悟族の伝統家屋、半地下式住居です。夏の暑さを避け冬の風を防ぐ効果があるそうです。



 近くにあった教会もタタラ船のデザインが描かれていました。



 東清湾地区にやって来ました。ここから見る海も美しいです。



 観光客用のタタラ船が外から来たお客さんを乗せて忙しそうでした。



 達悟族の少女たちが元気に遊んでいました。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ


蘭嶼への道

2014-07-06 23:04:24 | 町を訪ねて
 台湾島の東南、原住民の達悟族が住む蘭嶼へ行ってきました。蘭嶼への交通機関は限られていて、しかも夏休み。行きの交通機関の確保には本当に本当に大変でした。台東まで飛行機で行って、そこからグライダー飛行機に乗って蘭嶼へ行きたいと考えていましたが、甘かった・・・すでに予約でいっぱいで、飛行機は全部アウト。仕方なくはるばる陸路で目指すことに・・・



 というわけで、台北駅から夜行列車に乗って台東まで行くことにしました。台北23:00発の台東行き莒光号の列車に乗りました。



 夜行で台東へ遊びに行く人は少ないだろうと思ったら・・・大勢のお客さんがこの列車に乗り込みました。いやはや、夏の台湾東部の人気はすごいもんです。



 台東駅に着いたのは朝の6時前。約7時間の列車のたびでした。電車の座席ではよく眠れなくて、寝不足のまま朝を迎え、台東に降り立ちました。



 駅のコンビニで朝ごはんのおにぎりを食べて、いざ港へ。時刻は午前6時11分。



 タクシーで富岡港へ。ここから蘭嶼や緑島への船が出ます。予め予約していたので、受付でそれをチェックしてからお金を払って切符を受け取ります。
(2014年現在、台東—蘭嶼の船のチケット代は往復大人2300元となっています)



 我々が乗った船は、はいこれです。ジャーン!緑島之星号~!



 船内はこんな感じです。シーズン中とあって満席になりました。



 はい、それでは出発です~。行ってきま~す!!



 船は富岡港を離れていきます。



 台東から蘭嶼まで船だと天候にもよりますが、2時間から2時間半くらいでしょうか。この日は波が少し高く結構揺れました。途中で大型船が見えました。



 ああ、ようやく蘭嶼が見えてきました~。やった~!



 船は港に接岸、乗客たちは下船します。港と言っても岸壁そのままって感じの素朴な港です。



 ああ、やれやれ。蘭嶼に着いた~。みなほっとした様子。



 港には民宿の人がお客さんの名前を書いたホワイトボードを手に持って出迎えに来ていました。我々が宿泊する宿の人も来てくれていました~。ありがとうございます、お世話になります~。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ



善化いろいろ

2013-12-09 21:57:13 | 町を訪ねて

 台南の善化という町を訪ねてみました!町の中は至って平和、のんびりとした台湾の地方都市という感じですが・・・よく見ると・・・



 古くから発展して開けた町だということがわかります。ほら、建物が古くて、味があるでしょ!


    
 中国語で「老街」と言われる古い町並みが続き、洒落た建物も多いのです。


    
 こちらのお店の建物の、上部にご注目!



 この建物も元々は古くから有るもの。残念ながら広告できれいな模様が見えなくなっています。


    
 このお店の建物上部には漢字が彫ってありました。女兒牆のデザインも素敵です。



 さて、町からは少し外れますが、善化には糖廠(サトウキビ工場)があります。そこへちょっくらお邪魔しました。台湾には各地に糖廠があるのですが、大部分はサトウキビから糖を作る作業はしておらず、すっかり観光地となっています。しかし、善化の糖廠では今でもサトウキビを絞って砂糖を作る作業が行われているのです。


    
 ですからこの煙突も現役なんです!



 作業現場は見学できませんが、絞り終わった大量のサトウキビの残骸が工場の傍らに積み上げられていました。それに、サトウキビを絞った甘い匂いがあたりに立ちこめていました!



 ところで、糖廠といえば、オリジナルアイスクリームが有名です。ここ善化の糖廠にも、ここだけでしか味わえないアイスがありました。その一つがこれ!トウモロコシの形をしたコーンにバニラアイスが詰まっています。
 


 これも善化糖廠オリジナルのアイスクリーム!クラッカーでアイスを挟んだものですね。



 園内にはこんな乗り物が展示されていました。いったいこれは何???



 はい、それはサトウキビ刈り取り機でした!



 こちらはディーゼルの先頭車両ですね。



 刈り取ったサトウキビをのっけて走っていた作業用の電車だったのですね。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ


台南の小さな老街

2013-11-14 22:06:13 | 町を訪ねて

 台南縣最北の小さな老街、菁寮老街へやって来ました!菁寮老街なんて聞いたことないなー、と思われるかもしれませんが、小さな老街で客家の方々が住む集落ですので余り知られていません。しかし、最近ではここでも観光に力を入れていて、なかなかと盛り上がっているんですよ!



 老街と言うだけあって、昔懐かしい木造の建物が並んでいます。



 木造のうちが並ぶ通りは「木造街屋」と言われているみたいですね。



 今ではこの木造のおうちが商店となっていて、この地方の特産品などを販売しています。お休みの日ともなると、観光客で賑わいを見せます。



 客家の里らしく、花模様の生地で作ったクッションなども売っていました。



 木造家屋に、煉瓦の柱。懐古的な通りです。


    
 とにかくぶらぶら歩いてみましょう。



 町のお年寄りが集まる場所は、どうやらこの自転車修理のお店のようです。



 この瓦屋根のお宅は食堂になっている模様。



 この木造のお宅は青い色がステキ!郭楼式のお屋敷ですって!昔は薬屋さんだったとか。


    
 向かい側の通りに井戸を発見!屋根付きですね。



 「荷蘭井」って書いてある!オランダ井戸という名前です。



 ちびっ子達が井戸の周りに集まって、水汲み体験に夢中!



 井戸のすぐ脇には洗濯場も!ちびっこがお洗濯のまねごとをしていました。


    
 井戸の奥には民宿があるようです。ちょっと覗いてみましょう!



 民宿の敷地の一角に広い洗濯場がありました。昔懐かしい感じがしますね。ポンプを押すと本当に水が出てきます!



 洗濯板にはちゃんと布も用意してあって、お客さん達は銘々洗濯遊びを楽しみます。



 洗濯場の後ろにはトロッコがありました!これに乗って遊べるんですよ~~!!



 付属の竹竿を使ってぐいっと押し、トロッコを前進させます。結構力がいりました。



 この民宿は三合院という、台湾の昔ながらの家屋の造りになっているので、お宅の真ん中が広場のようになっています。昼間は臨時のレストランとなり、厨房で作る労働者の食事が販売されています。



 はい、これが昔の農作業労働時のランチ「公割稻飯」です。白いご飯の上に鶏肉、豚肉、卵焼き、野菜炒めなどが載っています。なんでもぶっかけ丼飯みたいなもんでしょうか。一杯百元でした。



 食後は屋根瓦の食堂に立ち寄り、カボチャ&タピオカのデザートをいただきました。うまし!!



 お店の中はこんな様子。木のテーブルに、ベンチ式の木の椅子。木の温もりが感じられます。



 この竹の柱の小屋には何があるのかな?お店のようです。



 昔懐かしい古い生活道具が展示されていました。



 こちらは墨林文物館。昔使われていた医療用道具が展示されているらしいのですが、残念ながらこの日は開いていませんでした。



 老街の外れにあるお屋敷も古くて立派な建物です。西洋式バロック調の建築です。資料によると、1928年に建てられたのだとか。今でも人が住んでいるらしいです。



 老街の道路沿いに進むと、菁寮小学校があります。この学校内にも味のある建物がありました。



 1910年に建てられた校舎は日本風の造りになっていて、こちらの辧公廳(事務楼)は屋根瓦といい、建物の形といい、本当に日本風。



 こちらは学校の講堂。この建物も日本風の建築です。事務楼同様青に塗られていて、美しいですね。

 菁寮老街は小さな老街ですが、見応えのある楽しい町並みでした。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ


日月潭の近くにある頭社集落

2013-04-28 22:36:44 | 町を訪ねて

 南投縣の観光地日月潭。その西南に「頭社」という集落があります。この頭社という地域がなかなか面白そうなので訪ねてみました。


    
 まずはこちら、頭社泥碳土体験区と書かれた看板発見!いったいこれは何?



 辺りは一面の草むらで、特に変わった所とは思えないのですが・・・


    
 ガイドのおじさんの話によりますと、ここの土を踏むとふにゃふにゃっとして、地面がゆらゆら揺れる感じがすると言うのです。


    
 そこで、その場でジャンプしてみたら、確かにふにゃっとした感覚がしました。残念ながら、ちょうど行ったときは体験区の整理中で、しかも好天が続いていたため、ふにゃふにゃ感ははっきりしたものではありませんでした。雨の多い季節の時のほうが、ふにゃふにゃ感がわかりやすいらしいです。
 ここは「活盆地」とか「泥盆地」とも言われる特殊なエリアだそうです。今回はそのすごさをじゅうぶんに見られなかったのですが、実際はこんなふうです。


    
 頭社には、ほかにも昔ながらの洗濯場がありました。湧き出て、流れてくる水を利用した公共の洗濯場が、台湾には残っている所があるのですが、この地域もその一つ。

     

 ほら、洗濯板が突き出していて並んでいるでしょ。



 今はほとんど使われていないようでした。



 この集落では家の壁などにきれいな絵が描かれています。例えばこちらのお宅の壁には、ほら、レールを滑りながら木を運ぶ男の人の姿が。



 そして、ここのお宅などは壁全体に美しい絵が!!!



 こちらのお宅の壁にはヘチマの絵!そうなんです、この辺りではヘチマを作っている畑が多いんです。



 こちらは農作業をしてるのでしょうか。



 楽しそうにお餅つきをしているのもありました。



 どの絵にも共通しているのは、暮らしの絵であるということと、背景が明るい水色に統一されていることです。



 この風景画も美しいですよね。



 日月潭へ行ったら、ちょっと足を伸ばして頭社へも訪れてみては如何でしょうか。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ




ロケット花火祭りで有名な町

2013-02-27 22:51:16 | 町を訪ねて
 元宵節間近の台南、盬水の町へ行ってきました!



 早くから発達していた盬水には古い町並みが見られます。こちらの護庇宮というお寺沿いにある中正路もそうです。



    
 このように古いお宅が並んでいます。



 昔、建てられた当時はバロック調の、豪華な佇まいだったと思いますが、今でもその面影が見られますね。


    
 こちらは立心偏を象ったようなデザインが・・・・はさみ研ぎ屋さんだったのでしょうか。


    
 こちらは何故かてっぺんに鶏さんがすっくと立っているじゃないですか!



 古いおうちに今も大切に住んでいる盬水です。



 ところで、この町を歩くと至る処で「月津」という字を見かけるのですが、これは盬水の古い呼び名だそうで、町を流れる川にかかる盬水橋の辺りは、昔は港だったのだそうです。



 そう、ちょうどこの木が生えてる辺り!


    
 芝生の中に埋もれちゃってますが、「月津港」という碑も発見しましたよ!



 盬水橋から東南の方向にも古い町並み、橋南街があります。


    
 石畳に木造の古いお宅が並ぶ、レトロな町並みですが、あらららら、一輪車に乗ったご機嫌なおじさんがいらっしゃいました!


    
 ほ~ら、こんな味のあるお宅が・・・・・


    
 ちょうど旧正月だったので、真っ赤な双聯(おめでたい言葉を書いて玄関の左右に貼る紙)と茶色い木のコントラストがいいですね。



 こちらは街の鍛冶屋さん。「泉利」という老舗です。この町で一番古い鍛冶屋さんなんですって。お店の前にある木の長いすは百年物だということです(お店の人の話)。



 手押しポンプ式の井戸もありました。



 橋南老街は300年物歴史があるとのこと。右手の赤煉瓦を積み上げた、お宅の壁もその時から残っていて、保存されています。



 橋南老街ではちょうど水仙展をやっていましたので、ちょっと見学。


    
 こんなお茶目な水仙の球根を発見。かわいいですね。



 さて、盬水の町で有名な建物と言えば「八角楼」。小学校の社会科の教科書にも出てくるくらい有名な建物なんです。
ほらね、二階の部分が八角形になっているのがわかります?


    
 説明を読んでみると、この建物は1847年に建てられたとありますから、100年以上の歴史があるんですね。富豪商人の葉連成氏とその息子さん達によって建てられたとあります。



 今はどなたも住んでいませんが、木造建築の部分は時代を経た重みが伝わってきます。写真は入り口の門の上部です。


    
 地震などでずいぶん壊れたということですが、一階部分の木で造られた柱などはちゃんと残っています。



 こちらは建物の裏側、お勝手口の方です。こちらは一階部分などが壊れたようで、造り直された所が新しいですね。


    
 明治時代に入り、日本が統治していた頃には伏見宮貞愛親王がここに滞在していたらしいですね。



 八角楼のある中山路にはステンレス製の大きな棚がスタンバイされていました。そうです、数日後に迫った元宵節のお祭り、盬水名物「ロケット花火祭り」の準備です!この棚にびっしりロケット花火が並べられ、同時に発射されるという、世界でも類を見ない危険で激しく賑やかなお祭りです。ステンレスの棚はここだけではなく、町中のあちこちで見かけました。



 中山路は味のあるレトロな通り。こんな古めかしくて素敵な喫茶店もありますよ~。



 八角楼のお隣にある「銀鋒冰果室」というかき氷屋さんで、こんなかき氷食べました。看板メニューの紅豆牛乳月見冰っていうそうです。



 最後に駅に行ってみました。この町に鉄道の駅なんてあったっけ? 



 実はその昔、盬水には台糖という砂糖を製造している会社がサトウキビを運ぶためのトロッコ列車を走らせていたのですが、そのかつての駅が残っています。



 線路は今でも残っていますが、サトウキビを運ぶトロッコの姿はもう今はありません。
 
にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ


   

新荘老街

2013-01-04 22:47:38 | 町を訪ねて

 新北市の新荘界隈へ行ってみました!魅力的なエリアだなと思われるのは「新荘廟街」と言われる老街。新荘路を中心に東西に延びる道沿いに開けた賑やかなスポットです!


 
 老街は幅の狭い新荘路沿いにあるので、ちょっとごちゃごちゃした雰囲気。でも、それが台湾の古き良き老街って感じがしていいんですよね。ほら、このように食べ物や飲み物のお店が軒を連ねます。


    
 新荘は古い町なので道の幅も狭い感じがします。この両脇にお店が連なっていますので、ごちゃごちゃ賑やかな感じがして、老街好きにはたまりません。



 国家三級古蹟である武聖廟は遠くから見ても彫刻のすばらしさがわかります~。だけど土日など休日になると、お寺の前で露天商が展開されちゃうんですな。お布団のセット、売れますか~?



 三級古蹟と言えば、こちらも忘れてはいけません、慈祐宮!媽祖の神様が祀られています。


    
 少し行くと古い建物を発見!下は煉瓦造り、上には素敵な彫刻が施されていて、女兒牆と呼ばれる建物の最上部の壁の彫刻はアートですよ、アート!



 ズームアップしてよ~く見てみると、「林泉成」とあります。林泉成という方のお宅だったということですが、日本統治時代(1920年)に建てられた洋館だったそうです。


    
 こちらの婦人服店も古い建物が利用されているようです。



 屋根の部分をズームアップしてみたら、下の部分は修理中なんでしょうか、ビニールで覆われていました。が、上部には素敵な彫刻がはっきりとわかりますね!両脇には獅子(?)が立っています。



 新荘路から南方向の川手へ伸びる小さな路地も面白いです。お店とお店の間に細い道がついています。



 道はかなり距離があるようです。



 この道には名前がついていました。「戲館巷」っていう路地なんですね。説明書きもありました。清の時代、新荘は北台湾の政治経済の中心で、お祭りなども頻繁に執り行われていたそうです。その為戯曲業、つまりお芝居なんかも発達したのでしょう、布袋劇という人形劇や、北管楽、南管楽などの中華音楽が盛んだったようです。こういったお芝居や音楽のお師匠さんがかつてこの界隈に住んでいて、多くの人が楽器を習いに集まってきた、というようなことが書かれていました。



 こちらの細い道にも行ってみました~。



 この道は「米市巷」という名前。その昔、新荘では各産業が栄え、特に北部の米が珍重されたそうです。昔は米袋をかついだ男達が港と新荘路を、この路地を通って往復していたことから「米市巷」という名がついたとのことです。



 さて、この米市巷を河の方向に向かって歩いて行くと・・・


    
 突き当たりに煉瓦造りのお寺がありました!



 一階は福徳祠ですが、二階は「潮江寺」と書いてありますが、観音菩薩様を祀ったお寺だそうです。以前は港から引き上げられた荷物の運搬要員達が休む休憩所だったようですが、後にこの辺りで争いごとが多くなったため、見張り台の役目も担ったとのことです。


    
 二階の「潮江寺」に上がって、米市巷方向の景色を臨みます。小さなお寺ですが、参拝客のお線香は絶えません。



 新荘老街へはMRTで行くと便利です~!新荘駅の2番出口からだと新荘廟街まですぐです!



 いろいろな屋台を巡って暴れ食いするもよし、昔栄えた北台湾の台所に思いを馳せるのもよし。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ


ガチョウ肉の町、民雄

2012-12-19 13:41:03 | 町を訪ねて
 嘉義縣の民雄という町に行ってみました!この町の名前は昔「打猫」と言われていたそうです。台湾語では「タミャウ」というような発音だったため、日本統治時代に台湾にやってきた日本人には「タミオ」と聞こえ、後に「民雄」となったとか。



 台鐡民雄駅の向かい側の通り和平路には、ほら、この通り、「鵝肉」という字が書かれた看板があっちこっちに見えます~。そうなんです、和平路は「民雄鵝肉街」という別名がつけられていて、ガチョウの肉料理や弁当などを売る店が並んでいるんです!



 ほらね、お客さんも多くてどのお店もかなり賑わっていました。



 店頭には、ほら!ガチョウさんのお肉が見えるように陳列。



 このお店は人気店なんでしょうか、ガチョウ肉がだいぶなくなっています。



 ガチョウ肉街でガチョウ弁当を買ってみました。蓋を開けたらジャジャジャジャーン!こ~んなお弁当でした。ガチョウのお肉がご飯の上に敷き詰められています。エビが真ん中で主張してはおりますが、ガチョウの肉が弁当の表面を占める割合は約1/2!ボリュームがあって美味しかったです。



 駅前広場にもガチョウ肉街を象徴するように、ガチョウさんのオブジェがありました。こんなのがあると、思わず乗っちゃいます。


    
 さて、民雄には「お化け屋敷」と呼ばれる廃屋があります。そこへ行ってみました。ここが入り口です~。門の中は草がボウボウに生えていてちょっと薄気味悪いなあ。勇気を出して入ってみましょうか。


    
 獣道のような小道を進んでいくと・・・・



 あ、あったあった、廃墟が見えてきました。もう今は誰も住んでいない壊れた館ですが、煉瓦造りで立派なお屋敷だったことがわかります。
    

    
 お屋敷を囲むようにガジュマルの木の枝や根っこが絡みついて、家を呑み込もうとしているかのよう。



 おや、こんな所に穴が!井戸の跡なんでしょう。人がここで死んだとかいう噂の井戸だということですが・・・


    
 壊れたお屋敷の中にも入ってみました。こんな荒れた状態になる前は豪華なお宅だったことが窺えます。
 実はこのお屋敷、本当は「劉家古厝」と呼ばれていて、日本統治時代にこの土地で富豪であった劉容如という人が建てたお宅。スペインのお城の建築技術を取り入れ、彫刻の施された欄干などを取り付けたり、花や木を植えてきれいな庭園を造ったりと、昔はずいぶんと素敵なお住まいだったようです。



 しかし、今ではこんな有様・・・・天井は抜け落ちており、廃屋の中から上を見上げると、屋敷を覆い尽くした樹木が空に枝を伸ばしているのが見えました。



 この「民雄のお化け屋敷」のすぐお隣にはカフェがありました。カフェの名前は「鬼屋珈琲(お化け屋敷カフェ)」。ここも荒れ果てたような喫茶店なんでしょうか。



 入ってみると普通のカフェでした。マンゴーシェイクなどを飲んでひとときのブレイクタイムを楽しみました。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ



北港へゴー!

2012-12-09 21:45:49 | 町を訪ねて
 雲林縣の北港にやってきました!


    
 この町はその昔「笨港(ベンガン)」と呼ばれていて、その発音が元になり「北港(ベイガン)」となったそうです。この町は台湾開墾の地として有名で、小学校の社会科の時間にもその歴史を学びます。北港で開墾を始めたのは、日本から逃げてきた福建省出身の海賊、顔思斎という人物。数奇な運命を辿った、なかなか面白い人です。大河ドラマか何かで、是非この人の一生をテレビ小説にしてほしいくらい魅力的な男ですが、北港の中心である文化路と民主路の交差点に、その顔思斎氏の碑が建っていますよ~。



 さて、北港とで有名なものと言ったら、二級古蹟であるお寺、朝天宮!1700年に建立された歴史あるお寺です。この古刹には朝な夕な参拝客が訪れ、大いに賑わっています。毎年3月に、台中の鎮瀾宮というお寺から媽祖の神様を御輿にかついで徒歩で練り歩き、朝天宮までやってきます。この時朝天宮は一年で最も賑やかになるんだそうです。




 北港は古い町なので建物もずいぶん古く、朝天宮界隈は「老街」と呼ばれています。


    
 こちらの建物もかなり年季が入っていますよ~。おやおや、ここはかき氷屋さんでした。創業63年の老舗のようです。



 このお店は「北港圓仔湯」というお店。お客さんが大勢やって来る人気店です。おにいさんが練っているのはかき氷のトッピング用のお団子です。



 かき氷を食べてみました~。外からじゃわかりにくいのですが、氷の下にさきほどの団子やゼリーなどのトッピングを入れてもらっています。シロップは優しい黒蜜味!



 ところで北港はゴマ油やピーナッツ油の産地でもあります。お寺の周りの老街には油を売るお店がた~くさん!お土産にもいいですね。



 北港とお隣の嘉義縣の境に流れる北港渓に架かる橋の上に、なにやら怪しい巨大物体が・・・あれはいったい何なんでしょう?



 近づいてみると、この橋は「北港観光大橋」でした!



 で、北港側の橋のたもとにはこのように赤と青の色をした物体が向かいの嘉義縣の方向を見据えております。


    
 この物体に近づいてみると・・・向かって右側、赤いのが千里眼の神様でした!ということは何でも見通せるってことですか!?


    
 向かって左側、青いのが順風耳の神様でした。遠くの物音まで聞こえちゃうっていう神様です。調べてみますと、千里眼も順風耳も媽祖の神様の家来なんだそうです。
 北港は媽祖様の家来に守られ、今も人々が行き交う賑やかな町として栄えています。

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ