ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

ガチョウ肉の町、民雄

2012-12-19 13:41:03 | 町を訪ねて
 嘉義縣の民雄という町に行ってみました!この町の名前は昔「打猫」と言われていたそうです。台湾語では「タミャウ」というような発音だったため、日本統治時代に台湾にやってきた日本人には「タミオ」と聞こえ、後に「民雄」となったとか。



 台鐡民雄駅の向かい側の通り和平路には、ほら、この通り、「鵝肉」という字が書かれた看板があっちこっちに見えます~。そうなんです、和平路は「民雄鵝肉街」という別名がつけられていて、ガチョウの肉料理や弁当などを売る店が並んでいるんです!



 ほらね、お客さんも多くてどのお店もかなり賑わっていました。



 店頭には、ほら!ガチョウさんのお肉が見えるように陳列。



 このお店は人気店なんでしょうか、ガチョウ肉がだいぶなくなっています。



 ガチョウ肉街でガチョウ弁当を買ってみました。蓋を開けたらジャジャジャジャーン!こ~んなお弁当でした。ガチョウのお肉がご飯の上に敷き詰められています。エビが真ん中で主張してはおりますが、ガチョウの肉が弁当の表面を占める割合は約1/2!ボリュームがあって美味しかったです。



 駅前広場にもガチョウ肉街を象徴するように、ガチョウさんのオブジェがありました。こんなのがあると、思わず乗っちゃいます。


    
 さて、民雄には「お化け屋敷」と呼ばれる廃屋があります。そこへ行ってみました。ここが入り口です~。門の中は草がボウボウに生えていてちょっと薄気味悪いなあ。勇気を出して入ってみましょうか。


    
 獣道のような小道を進んでいくと・・・・



 あ、あったあった、廃墟が見えてきました。もう今は誰も住んでいない壊れた館ですが、煉瓦造りで立派なお屋敷だったことがわかります。
    

    
 お屋敷を囲むようにガジュマルの木の枝や根っこが絡みついて、家を呑み込もうとしているかのよう。



 おや、こんな所に穴が!井戸の跡なんでしょう。人がここで死んだとかいう噂の井戸だということですが・・・


    
 壊れたお屋敷の中にも入ってみました。こんな荒れた状態になる前は豪華なお宅だったことが窺えます。
 実はこのお屋敷、本当は「劉家古厝」と呼ばれていて、日本統治時代にこの土地で富豪であった劉容如という人が建てたお宅。スペインのお城の建築技術を取り入れ、彫刻の施された欄干などを取り付けたり、花や木を植えてきれいな庭園を造ったりと、昔はずいぶんと素敵なお住まいだったようです。



 しかし、今ではこんな有様・・・・天井は抜け落ちており、廃屋の中から上を見上げると、屋敷を覆い尽くした樹木が空に枝を伸ばしているのが見えました。



 この「民雄のお化け屋敷」のすぐお隣にはカフェがありました。カフェの名前は「鬼屋珈琲(お化け屋敷カフェ)」。ここも荒れ果てたような喫茶店なんでしょうか。



 入ってみると普通のカフェでした。マンゴーシェイクなどを飲んでひとときのブレイクタイムを楽しみました。

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