新・ボヤッキーでトンズラーな日記

そこいら辺にいる普通のオッサンです。日々気にくわない事や腹が立ったことをつぶやいています。

「善意の募金」で大儲け?

2006-09-28 03:50:17 | 雑記
ここ数日で「死ぬ死ぬ詐欺」って言葉があるのを初めて知りました。

まあ、元ネタはいつものように「2ちゃんねる」からなのですが、実は数日前からある“祭り”が始まってたんですよ。

それはある重い心臓病にかかった4歳の少女の手術代として必要な金額・1億3600万円(!)の募金活動を両親と支援者が始めたんですが、「その活動がどうも胡散臭いぞ!」と言う事に関する事での“祭り”だったんです。

問題となった活動のサイトはここ「さくらちゃんを救う会」

一見すると普通の紹介サイトのようですが、ここの救う会規約の第八条を見てみてください。

第八条
(募金)
募金は心臓移植のための米国での治療費、渡航費、現地滞在費、治療予備費にあてる。

募金活動に必要な費用も募金でまかなうものとする。

ん?

と言う事は、全てを募金でまかなって、支援者や両親は募金活動には一銭も出さないと言う事?
……って、この書き方からするとそう思いますよね。

更にこの両親、テレビ朝日にも出演し、その際「三鷹市の団体職員」と紹介されていたのですが、実は夫婦揃ってNHK職員である事が判明!
又、「救う会」のメンバーの大半もNHK職員である事が判明!

しかも父親はテレビ出演時は“上田昌広”と名乗っていましたが、実は本名はあの「冬のソナタ」を高額で買い付けて放送したNHKのエグゼクティブプロデューサーの高橋昌広氏
(一部情報では上田が現在の姓で、仕事場では旧姓を使っているとの話も)

NHKのエグゼクティブプロデューサーと言えば、局内でもかなり上の地位なので年収は軽く2千万円を超えるはず!
更に母親もNHK職員と言う事は、NHKの平均年収が1,200万円なので、年齢から推定しても平均年収以下と言う事はまずあり得ません。

と言う事はどう少なく見積もっても、夫婦合わせて年収3~4千万円!
う~む、これだけの金を稼いでいれば、どう考えても募金に頼る必要は無いと思うんですが…。
大体NHK職員と言う事は、社内の共済もあるし、銀行だって一般サラリーマンと違ってすんなり貸してくれるはず(それはそれで何か納得いきませんが)
そういった事をせず、いきなり募金に頼っているって事に皆が納得していなかったわけです。

更に2ちゃんねる有志により、武蔵野の一等地に持ち家がある事が判明。
やはり有志が不動産屋に聞いた所、その場所の一軒家ならばおそらく土地建物含めて1億円以上の評価があるだろうとの事。
つまり、例えローンが残っていようと、家を担保にしても1億3、600万円借りる事は十分可能なわけです

そういった内容で2ちゃんねるで盛り上がっていた時、おそらく関係者と思われる人物から上記募金に対する支援及びNHK職員ではないような書き込みがあったのですが、IPを見事に抜かれて、書き込みがNHK局内及び韓国からであった事が判明!
ハンパ素人が下手なマネをするから(^^;)。
でもなぜ韓国?
(父親が実は在日朝鮮人と言う話もあったのですが真偽の程は…)

それに頭に来たのか、更なる真実を追究したかったのか(単に面白がっているだけかも)、何と!有志が家の登記簿まで取ってきました!
まあ、ちょっとやりすぎと言う気がしなくもありませんが(^^;)

更に更に「この奥さんの名前、ウチの家主だ」と言う書き込みまで出てきて、その結果、持ち家の他に土地やアパートを複数所有している事も判明!

その他、父親の“高レート賭け麻雀疑惑”などゴロゴロあるのですが、その辺の詳しい経緯に関しては死ぬ死ぬ詐欺 ニュー速用まとめwikiを読んでもらうのが一番早いでしょう。
読んでいて呆れ、募金する気が失せる事必至です。

それにしても
おそるべし2ちゃんねる!

いや、冗談ではなく、一般大衆が一つの目標に向かって進む時、ネット上でもこれだけの力を発揮するってのがスゴイと言うか、侮りがたしと言うか、色んな意味で感心してしまいました。


募金活動と言えば、私自身、募金した事は殆どありません。
学生時代に募金の裏話を聞いてから、例え赤い羽根共同募金といえども信用出来なくなってしまったもので…。
上記リンク先を見てもらうと判りますが、今回の件も含めてこういった「海外移植手術の為の募金」って、明確な会計報告って殆どありませんよね。
いつの間にか終わっていて、手術が成功したのかどうかさえあやふやな物もありますし、成功の報告はあっても、余剰金や帰ってきた供託金をどこかに寄付したとか、お世話になった記念に何らかのお返しをするとか言う話も聞いた事ないし

実はウチの田舎でも心臓移植手術の為8千万円の募金を募っていた家族がいたんです。
同級生などが頑張って活動したおかげもあって、数ヶ月で目標金額を上回る募金が集まりそのお金で渡米、手術は無事成功!術後も拒否反応もなく現在地元に戻って元気に暮らしているらしいのですが、その経緯を新聞でちょっと読んだだけで、正確な会計報告も、余剰金をどうしたか、に関する内容もいまだに見ていません
もしかして、私が見ていないだけなのかも知れませんが、それでも主に地元での募金を募っていたのですから新聞広告等を利用して何らかのアクションがあってもおかしくないはず。

疑いたくはないのですが、上記のような例を見ているとどうしても心の片隅に若干の疑惑が…。
日テレがいまだに「愛は地球を救う」を続けているのも“美味しい”からなのか?
ちなみにテレ朝も「ドラえもん募金」をやっていますが、これが又胡散臭さ大爆発!
ネット上のソースが消えてしまってますが、テレ朝が日本赤十字に寄付したと言っている金額と日本赤十字がテレ朝から受け取った金額が違ってたんですよね
どっちが少なかったのかは言わずもがなでしょう。
更に、その一部をかなり怪しげなNPO法人にも寄付してたんですが、これがどうも裏で某半島連中と繋がっていると言う噂がチラホラと…。


日本人と言うのは昔から「向う三軒両隣」、「困った時はお互い様」の精神が強く、それが日本人の誇りでもあり美徳でもあった、と私は思っています。

しかし昨今はそういった精神につけ込む輩が増えてしまい、全てを一旦疑わなければならなくなったのは非常に残念でなりません。
戦前の話をするとすぐに「軍国主義」と言われそうですが、私は昔の日本の良い部分は今のような世の中だからこそ復活させるべきだと思っています。

そういった意味では「教育改革」を謳っている安倍新総理に若干期待はしているのですが……

正直超えなければいけないハードルが気の毒なくらい多すぎ…。

と言うわけで、とにかく現時点でやれるだけの“改革”をお願いしますよ、安倍さん!