山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

仕事の本分

2008-04-22 01:07:39 | 独り言
欲というのもは、誠に厄介なものでございましてな。
しかも人間というものは皆、欲という煩悩を抱えて生きている訳でして。

私のような仕事をしておりますとね、色々なタイプの事業家と巡り会う訳ですよ。
勿論、殆どの方は真面目に事業に取り組んでいる訳なんですがね、、、。

しかし一部にはね、性懲りもなく欲に取り憑かれて身を持ち崩し、
哀れな末路を辿る事業家がいるのも事実な訳でして、、、、、、。

事業が軌道に乗ってきますって~と、金回りが良くなる訳ですな。
金回りが良くなってきますって~と、お金の価値とか大切さが分からなくなってしまうんでしょうな。

そうするって~と、先ずは高級車が欲しくなる訳でして。
その次はオナゴ、そして上手い口車に乗せられて、訳の分からぬままに商品相場へと進んで行く訳ですな。

この三点セットの片道切符を握りしめてしまうと、もう後戻り出来ない地獄へとまっしぐらの超特急。
極めつけは、借金の保証人ですな。これなんざ自分で棺桶作って自分から棺桶に足をつっこむようなものでして。

皆さん、事業が軌道に乗ったからって調子に乗ってはいけませんぜ。
金回りが良くなりますとな、周りからやたらと誘惑の手が伸びてくるものでしてな。
お金の臭いを嗅ぎつける輩は、それはそれは甘くあでやかな誘いを仕掛けて来るんですわ。

皆さん、高級車はご褒美として許しますよ。
でもね、オナゴには金を使ってはなりませんぞ。
お金を使い始めたら、それこそもう歯止めがききまへんな。

投資なんぞも、くれぐれも余裕資金限定で遊んでくださいね。
自分に分からぬものに投資するなんぞは、スッカラカンを覚悟の丁半博打と一緒ですわ。
大事な家族と、あなたを信じてついてきてくれる社員の事を考えたら丁半博打なんぞやってる場合ではないでしょ。

借金の保証人。金に関しては、友達さえも信じちゃいけまへん。
あくまでも自分の会社と社員を守ることを最優先しなくちゃなりませんぜ。

事業家たるもの、事業欲を満たすことこそ美徳です。
儲かったら蓄積、そして自分と社員と事業への成長投資、これに充てましょうな。

間違っても、道をそれてはなりません。
でもね~、きつく叱っても、強行に止めても、いるんですよね反れちゃう人がね、、、。

事業家としての本分、忘れている人はいませんか?





コメント (8)
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