山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

けんちん蕎麦

2007-12-28 22:59:38 | 蕎麦、うどん、ラーメン
今日ですべての仕事が完結した。
何もやり残すことなく、9日間の長期休暇に入れるのは何年振りのことだろうか?

麹町で今年最後の仕事を終えた。
笹塚で電車を降りて、吸い寄せられるように『山横沢』の暖簾をくぐった。
ここの蕎麦、一度食べたら魔法にかかったように後を引いてしまう恐さがある。

満員の店内、私に気づいたお客さんが一番端の席をひとつ空けてくれた。
迷わず『けんちん蕎麦』を注文した。塩辛とだし巻き卵で一杯ひっかけようと決めていたが、満員なので今日は我慢である。



けんちんと田舎蕎麦の相性がドンピシャである。
一口つゆをすすっただけで、ふる里の掘り炬燵でうたた寝しているような懐かしさがよみがえった。

蕎麦の上によそられたけんちんは充分過ぎる量で、このけんちんだけでお酒がいけそうなボリュ-ムがある。しっかり味のしみた大根も小芋もゴボウも柔らかく熱々で、これぞ田舎の味、おふくろの味。やみつきになってしまう。

どんぶりいっぱいのつゆも、一滴残らず飲み干してしまった。旨かったあ~。

こんなに旨い蕎麦を喰わせるなんて、君は罪な男だせ!
この味、懐かしくて離れられなくなってしまいそうである。








コメント (2)
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