山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

ちょっとお山歩

2007-12-02 23:52:07 | 山歩き.散歩
『金持ちと時持ち』、東京大学の吉川 洋先生の言葉である。

お金は無くても自由な時間はたっぷりある学生時代。周遊券を手に北海道や九州を1ヶ月もかけて一人旅に出たものである。心のおもむくままに山にも出かけられた。こうしたことは、まさに『時持ち』にのみ許される贅沢であり学生の特権である。

そして実業界へ。一所懸命働いて豊かになり、やっと『時持ち』になったときには時間の楽しみ方を忘れてしまっている。これが一番寂しい。

できることなら今こそ、金持ちであり時持ちでありたい。
金は無くても自由な時間があり好きなことさえできればそれでいい、そんな逃げ口上やネガティブシンキングはしたくない。素直に、豊かで且つ、たっぷり時間も手に入れたい。などと想いながら叶わない、叶わないから人生はおもしろい。


なんと6週間も自然に触れていない。煮詰まってくると気が狂いそうになる。
いよいよ辛抱たまらん状態に達した。意を決して2時間ほど山歩に出かけた。

こんな時、近所に山があるとありがたい。
自転車で10分の『浅間山』170メ-トル。こんな雑木林が府中にはいくつもあって、時間貧乏の私には心を解き放てる癒しと救いの聖地のような存在になる。







目にやさしい雑木林をゆっくり散策し、落ち葉の上に寝ころんで、コ-ヒ-とチョコレ-トでタバコを一服する。ただそれだけでリフレッシュできてしまう。





疲れた心身に、樹々は何故こんなにも優しいのだろうか?
自然が失われたとき、多分人も動物も一緒に滅んでしまうのだろうな。





コメント (8)
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