先日の白鵬の猫だましに続いて、またスポーツネタです。そんなにスポーツが好きってわけではないんだけどね。
昨日の世界野球プレミア12の準決勝で日本は韓国に三対四で敗れました。
この試合での小久保監督の采配がネットでは疑問視、いえ、非難を浴びています。
自分もその試合は(ながら見で)見ていましたが、そんなに違和感は覚えなかったですけどね。
7回まで好投を続けていた大谷を代えたことが問題とされているようです。球数がわずか85球だった大谷を代える必要があったのか、ってことですね。
自分は続投させてもよかったけれど、投手交代をさせたことが必ずしも間違っていたとは思いません。
まず球数ですが、わずか85球といっても、球速140キロ台の投手と160キロ越えの投手とでは肩にかかる負担は違います。球数が85球だったから投手交代のタイミングではなかった、とは必ずしも言い切れないと思います。
そして実際大谷は7回にヒットを打たれています。ヒットを打たれたことで小久保監督が、大谷の力が落ちてきているのだな、と判断したとしてもそれが間違いだったとは誰にも言いきれないはずです。
大谷が7回にヒットを打たれなければ、さすがに小久保監督も大谷を代えることはなかったでしょうね。
小久保監督は8回、9回を則本で乗り切るつもりだった、と言っています。
この投手起用策も判断ミスだとネットでは叩かれています。
自分はそうかな?って思いますけどね。叩かれるほどの判断ミスだとは思えない。
実際則本は8回を3人で抑えています。小久保監督の目論見通りです。9回こそ連打を浴び、点を取られましたが、則本が(そして小久保監督の目論見が)本当に崩れたのは、明らかにストライクと思しきボールをデッドボールと判定された、あの瞬間ですよね。
自分の目から見て、あのデッドボールは誤審でしかないし、日本チームにとっては不運だったとしか言いようがないです。
逆にあのボールをストライクと判定されていたら、つまり三振を取れていたら、則本は小久保監督の期待通り9回を抑えきれていたんじゃないか、自分はそう思いました。
すべては、“たら・れば”ですが…。
どちらかというと問題は打撃陣に問題があったように思えます。
追加点を取るチャンスは何度かありました。1点でも取れていたら、韓国チームの心は折れていたんじゃないですかね。
逆にいえば追加点を与えなかった韓国チームのピッチャーが見事だったってことなのでしょう。
元千葉ロッテの里崎は、今大会を通じて守護神が誰だったのかが決まっていなかったことが問題だった、と言います。
確かに日本チームには守護神と呼べる存在はいませんでした。
でもどこの世界に守護神不在のままでも構わないと考える代表監督がいるでしょうか。
小久保監督も決めたかったと思いますよ。でも短期決戦であったために決めきれなかったのでしょう。
短期決戦であればそういったことは充分あり得ることです。
ネットでの小久保監督へのバッシングは目に余るものがあります。
確かに準決勝の韓国戦では負けたものの、それまで無傷の8連勝したにもかかわらず、です(強化試合を含む)。
連勝中、小久保監督の采配に異を唱えた人が一人でもいたでしょうか?小久保監督の采配は間違っている、小久保監督の采配では優勝など出来ない、そう主張した人がいたでしょうか?
自分は寡聞にして知りません。
手のひらを返すとはこのことだと思います。
小久保監督が監督として選出されたこと自体人選ミスだった、という人がいます。
ならば問います。
誰であれば代表チームの監督に相応しかったというのですか?
原監督ですか?星野監督ですか?それとも野村監督?
日本球界に強力な指導者がいないことはゆゆしき問題だとは思いますが、その責を小久保監督に負わせるのは明らかな間違いです。
今一番の問題は、仮に今回の敗戦の責を小久保監督に取らせ、彼を辞任させたとしても、その後を引き継ぐものはいないということです。
ただ一度の敗戦でこれだけ叩かれるのであれば、誰も代表監督になどなりたくはないでしょう。
小久保監督を叩いている人はそのことがわかっているんですかね?それとも監督などいなくても構わない、そう考えているのでしょうか?
今回の件で言えるのは結果だけを見て物事をどうこう言うのは簡単だってことです。
でもそれはしてはならぬことです。
誰だってすべての結果を予想して行動することなど出来やしないのですから。
最後に今回の世界野球プレミア12は、結果こそ残念なものになりましたが、手に汗握る好ゲームが多く、個人的にはとても満足しました。
小久保監督を始め、選手の皆さん、良い試合を見せてくれてありがとうございました。
次の試合での武運を祈り、文章を締めさせてもらいます。
昨日の世界野球プレミア12の準決勝で日本は韓国に三対四で敗れました。
この試合での小久保監督の采配がネットでは疑問視、いえ、非難を浴びています。
自分もその試合は(ながら見で)見ていましたが、そんなに違和感は覚えなかったですけどね。
7回まで好投を続けていた大谷を代えたことが問題とされているようです。球数がわずか85球だった大谷を代える必要があったのか、ってことですね。
自分は続投させてもよかったけれど、投手交代をさせたことが必ずしも間違っていたとは思いません。
まず球数ですが、わずか85球といっても、球速140キロ台の投手と160キロ越えの投手とでは肩にかかる負担は違います。球数が85球だったから投手交代のタイミングではなかった、とは必ずしも言い切れないと思います。
そして実際大谷は7回にヒットを打たれています。ヒットを打たれたことで小久保監督が、大谷の力が落ちてきているのだな、と判断したとしてもそれが間違いだったとは誰にも言いきれないはずです。
大谷が7回にヒットを打たれなければ、さすがに小久保監督も大谷を代えることはなかったでしょうね。
小久保監督は8回、9回を則本で乗り切るつもりだった、と言っています。
この投手起用策も判断ミスだとネットでは叩かれています。
自分はそうかな?って思いますけどね。叩かれるほどの判断ミスだとは思えない。
実際則本は8回を3人で抑えています。小久保監督の目論見通りです。9回こそ連打を浴び、点を取られましたが、則本が(そして小久保監督の目論見が)本当に崩れたのは、明らかにストライクと思しきボールをデッドボールと判定された、あの瞬間ですよね。
自分の目から見て、あのデッドボールは誤審でしかないし、日本チームにとっては不運だったとしか言いようがないです。
逆にあのボールをストライクと判定されていたら、つまり三振を取れていたら、則本は小久保監督の期待通り9回を抑えきれていたんじゃないか、自分はそう思いました。
すべては、“たら・れば”ですが…。
どちらかというと問題は打撃陣に問題があったように思えます。
追加点を取るチャンスは何度かありました。1点でも取れていたら、韓国チームの心は折れていたんじゃないですかね。
逆にいえば追加点を与えなかった韓国チームのピッチャーが見事だったってことなのでしょう。
元千葉ロッテの里崎は、今大会を通じて守護神が誰だったのかが決まっていなかったことが問題だった、と言います。
確かに日本チームには守護神と呼べる存在はいませんでした。
でもどこの世界に守護神不在のままでも構わないと考える代表監督がいるでしょうか。
小久保監督も決めたかったと思いますよ。でも短期決戦であったために決めきれなかったのでしょう。
短期決戦であればそういったことは充分あり得ることです。
ネットでの小久保監督へのバッシングは目に余るものがあります。
確かに準決勝の韓国戦では負けたものの、それまで無傷の8連勝したにもかかわらず、です(強化試合を含む)。
連勝中、小久保監督の采配に異を唱えた人が一人でもいたでしょうか?小久保監督の采配は間違っている、小久保監督の采配では優勝など出来ない、そう主張した人がいたでしょうか?
自分は寡聞にして知りません。
手のひらを返すとはこのことだと思います。
小久保監督が監督として選出されたこと自体人選ミスだった、という人がいます。
ならば問います。
誰であれば代表チームの監督に相応しかったというのですか?
原監督ですか?星野監督ですか?それとも野村監督?
日本球界に強力な指導者がいないことはゆゆしき問題だとは思いますが、その責を小久保監督に負わせるのは明らかな間違いです。
今一番の問題は、仮に今回の敗戦の責を小久保監督に取らせ、彼を辞任させたとしても、その後を引き継ぐものはいないということです。
ただ一度の敗戦でこれだけ叩かれるのであれば、誰も代表監督になどなりたくはないでしょう。
小久保監督を叩いている人はそのことがわかっているんですかね?それとも監督などいなくても構わない、そう考えているのでしょうか?
今回の件で言えるのは結果だけを見て物事をどうこう言うのは簡単だってことです。
でもそれはしてはならぬことです。
誰だってすべての結果を予想して行動することなど出来やしないのですから。
最後に今回の世界野球プレミア12は、結果こそ残念なものになりましたが、手に汗握る好ゲームが多く、個人的にはとても満足しました。
小久保監督を始め、選手の皆さん、良い試合を見せてくれてありがとうございました。
次の試合での武運を祈り、文章を締めさせてもらいます。
まあテレビだけを見て過ごすことはないですが、野球やサッカーを見ながらの晩御飯は最高です。
韓国戦、大谷投手の交代は意外でした。多少疲れてきても8回はいける気がしました。
代えるとしても、もはや全然違うタイプの投手しかないだろうと思っていましたねぇ。
でも一流プロの野球人が、間近で状況を見て判断している訳ですから…文句は言えませんよ。
テレビで見た素人が一方的に非難するのはどうかと思います。
その瞬間に現場で最善の判断をして負けた、不運も含めて仕方ない、と思うしかないのでしょう。
…やっぱり日本やアメリカ国内のプロ野球の方が、気楽に見られていいなぁ。
3位おめでとう、その通りです。
最初から3位を狙うというのは論外ですが、優勝を狙うもそれが叶わず、結果3位というのであれば、充分おめでとう!と言えることだと思います。
世の中には3位では意味がない、優勝以外価値がないという輩も少なからずいて、そういう人たちはどうかしてるんじゃないかと思えてなりません。
>…やっぱり日本やアメリカ国内のプロ野球の方が、気楽に見られていいなぁ。
あはは、今年は圧勝でしたが、去年のペナントレースは最終戦までホークスの優勝が決まらなくて胃が痛くなる思いもしましたよ。
まぁでもそれもまたよし、と思いますけどね。
特定のチームを応援していると、ハラハラドキドキがあるのでしょうね。
僕は野球でもサッカーでも応援しているチームがなく、まさに「見てるだけ」です。ちょっと味気ないですね。
ただプロスポーツそのものを見る、と言うと大げさですが、試合を色んな角度から見るのも楽しいです。
あのチームはこういう作戦で、このチームは…と想像してみたり。
「日本代表vs外国」だと、なかなかそんな風には見られないんですよねぇ。
野球であれ、サッカーであれ、地元にチームがなければ、「見てるだけ」になってしまっても仕方ないと思います。
>ただプロスポーツそのものを見る、と言うと大げさですが、試合を色んな角度から見るのも楽しいです。
sakayuさんだけあって、何となく、ゲーム的な感覚だなぁと思いました。
そういう楽しみ方もアリだと思いますよ。
でもこれら意見の大半は、結果を見てからの「後だしじゃんけん」的なバッシングに感じました。
だから、もしも大谷が8回まで投げて失点していたら「なぜ交代しなかった」って言うだろうし、もしも優勝していたら「小久保監督はなかなかやるじゃないか」って褒めていたのではないかなあ。
ネットでいろいろ見ていたら、野球解説者の江本孟紀氏が「小久保監督の采配がうんぬんって言いますけど、一流の選手を全部集めてきて寄せ集めのチームですから、その出した選手が働いてくれる以外にない」と言っていたという記事がありました。私的にはこれが一番しっくりきました。
国際試合の戦績が9勝1敗の監督が無能な監督というわけがありません。
唯一の敗戦も1点差ですしね。
やんや言ってる連中はその負けた相手が韓国だから、余計に癪に障るのでしょう。
>でもこれら意見の大半は、結果を見てからの「後だしじゃんけん」的なバッシングに感じました。
そうです、大半の人は結果論で物を言っています。
結果論で物を言うのは易しいですが、それはするべきではありません。
>私的にはこれが一番しっくりきました。
江本さんの発言はある意味辛辣ですが、的を射てますよね。
短期決戦の場合は采配を振るいようがないことがあると思います。