この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

中身はないけど面白かった!『アクアマン』。

2019-02-13 22:31:53 | 新作映画
 ジェームズ・ウォン監督、ジェイソン・モモア主演、『アクアマン』、ユナイテッドシネマ福岡ももちにて4DXで鑑賞。2019年7本目。

 
 そんなわけで『アクアマン』を4DXで観てきました(どんなわけだよ)。
 
 4DX、映画に詳しくない人は「何それ、食べられるの?」ぐらいにしか思わないかもしれませんが(思いません)、通常の上映が音と映像だけであるのに対し、4DXは音と映像+振動、熱、風、水、匂いなど、五感に訴える上映形態のことです。
 まぁアトラクション的な要素が非常に強いですね。
 
 さて、『アクアマン』ですが、ビックリするぐらい中身のない映画でしたよ。
 単純なストーリー、ステレオタイプな登場人物、お約束の展開に大団円の結末、観終わったあと一時間ぐらいで何を観たのか忘れてしまいそうな映画でした。

 などと書くとまるでディスっているかのようですが、そうじゃないんです。確かに観終わってから一時間ぐらいで忘れそうな映画ではあるのですが、観ている間はベラボーに面白い!ひたすら単純に面白いんですよねぇ。
 特にひねりもないストーリーだし、これといってサプライズもないし、凡庸な監督がメガホンを取っていれば間違いなくつまんない映画になっただろうなと思えるのですが、そこはジェームズ・ワン監督、ホラー映画で培った演出手腕を如何なく発揮して、極上のエンターティメント映画に仕上げてきました。
 ひねりもない、サプライズもない、観終わったあと残るものもない、けれどベラボーに面白い。
 『アクアマン』は老若男女にお薦めできる娯楽大作だと思います。

 一つだけ気がかりなのはこれだけの超大作を任せられるようになると『死霊館』のようなホラー映画の監督はもう引き受けないんじゃないかってことですね。
 彼が監督した『死霊館』、そしてその続編である『死霊館 エンフィールド事件』だったので、第三弾が作られる場合は引き続き監督をして欲しいのですが、難しいかもしれないですね。

 そうそう、『アクアマン』と4DXの相性はよかったですよ。
 何しろ『“アクア”マン』ですから、水はピシャピシャ吹き付けられるし、シートはガックンガックン揺れて何度もずり落ちそうになるし、4DXに興味がある方は本作で初体験されてもいいのではないでしょうか。
 ちなみに言い忘れてましたが、4DX、鑑賞料金が3000円前後しますけどね。笑。
 あと、4DXの鑑賞前に食事をするのは止めておいた方がいいかもしれません。
 理由は想像にお任せします…。


 
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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