この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

相変わらずキアヌのアクションに切れがなかった『ジョン・ウィック:パラベラム』。

2019-10-07 22:25:35 | 新作映画
 キアヌ・リーブス主演、チャド・スタエルスキ監督、『ジョン・ウィック:パラベラム』、10/5、Tジョイ久留米にて鑑賞。2019年46本目。


 超絶的な戦闘スキルを持つ兵士や殺し屋、エージェントなどが主人公のアクション映画は枚挙に暇がないほどありますよね。
 例を挙げれば、『ランボー』シリーズや『ジェイソン・ボーン』シリーズ、近作で言えば『イコライザー』シリーズなどです。
 この『ジョン・ウィック』シリーズもその系譜に連なる作品だと思いますが、本シリーズがその他多くのアクション映画と決定的に異なるのは主人公のジョン・ウィックが伝説の殺し屋には全然見えないってことではないでしょうか。
 その他多くのアクション映画の主人公であれば瞬殺するに違いない雑魚キャラにもジョンは結構手こずりますからね。
 手こずるぐらいならまだしも、深く傷も負わされたりして、その治療をするだけでも大変です。

 伝説の殺し屋に見えないのは何も戦闘シーンだけではなくて、走る姿はノタノタしてるし、銃を分解して組み立てるのもスムーズではないし、自分は『ジョン・ウィック』を第一作から見ていますが、彼が伝説の殺し屋と呼ばれるほど高い戦闘スキルを持っているように見えたことは一度もありません。

 なぜジョン・ウィックが伝説の殺し屋に見えないかというと理由は簡単、演じるキアヌ・リーブスの身体能力がお世辞にも高いとは言えないからです。
 彼のこれまでの出演作で純粋にアクション映画と言ってよいのは『マトリックス』ぐらいですよね(他にもありましたっけ?)。
 その『マトリックス』においても格闘シーンなどはなかったと記憶していますし、キアヌにレベルの高いアクションを求めるのは土台無理な話だと思います。

 何だか辛口なことを言ってしまいましたが、本作はキアヌのアクションに切れがないことを承知の上で観に行くのであれば、本作はハチャメチャな設定や出鱈目な日本語など、それなりに楽しめるのではないでしょうか。
 それにアクションに切れはなくても精一杯頑張っているキアヌの姿を見ていると、「頑張れ!」って応援したくはなりますよね。 
 まぁでも第四弾が作られたらさすがに観に行かないと思いますが。笑。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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