この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

思っていたのとはちょっと違った『キングスマン:ファースト・エージェント』。

2021-12-27 22:15:07 | 新作映画
 マシュー・ヴォーン監督、レイフ・ファインズ主演、『キングスマン:ファースト・エージェント』、12/25、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2021年61本目。

 おそらくは2021年の最終劇場鑑賞作品になるであろう『キングスマン:ファースト・エージェント』を観てきました。
 それにしても61本ですよ、61本。
 我ながらよく観たなぁ、と思わないでもないのですが、年間鑑賞本数の個人新記録ではないんですよね。
 タイ記録なのです。
 実はこれまでにも一年間で61本観たことがあって、だとしたらあともう一本観れば今度こそ新記録になるのですが、これといって観たい映画がなくて…。
 新記録のために観たくもない映画を観るかどうか、ちょっと考え中です。

 さて、『キングスマン:ファースト・エージェント』ですよ。
 鑑賞前はこの映画こそ2021年の締めくくりに相応しい作品に違いないと思ってました。
 一年の終わりに肩ひじ張らない単純な娯楽作品が観たかったのです。
 『キングスマン』は前作、前々作がそういう作りでしたし、本作も予告編を見る限りはそんな感じだったので、何も考えずに観ることが出来る作品なのだろうと思っていたんですよね。
 が、ちょっと違いました。
 確かに活劇シーンは単純に面白いのですが、本作は戦争映画としての色合いが強く、観ていて胃が重くなりました。
 別に戦争映画が悪いと言っているわけではないのですが、単純な娯楽作品だと思って観に行って、半分戦争映画だとやっぱり面食らいますよね。
 いや、戦争映画が悪いと言っているわけではないと言いましたが、本作では娯楽映画のライトさと戦争映画のヘビーさが上手く混じり合ってないような気がします。
 活劇シーンでは登場人物たちは超人的な動きをして見せるのに、戦争のシーンではただの人間で、そこら辺のちぐはぐさは拭えなかったです。

 あと、ラスプーチンやレーニンなど、歴史上の人物が登場するのはいいのですが、彼らを統べる黒幕の正体にはちょっとズッコケそうになりました。
 ラスプーチンたちはどういう思惑であの首領の命令に従っていたのだろうと思わずにはいられません。

 まぁそんなわけで絶対的なお薦め作品というわけではありませんが、観て損はない作品かと思います。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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