goo blog サービス終了のお知らせ 

この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

はっきりとは言いたくないけど面白くなかった『ワンダーウーマン1984』。

2020-12-20 23:06:24 | 新作映画
 パティ・ジェンキンス監督、ガル・ガドット主演、『ワンダーウーマン1984』、12/19、ユナイテッド・シネマ久山にて鑑賞。2020年33本目。

 12月の予定の中で自分はこう述べました。
 この映画が年内に公開されることに感謝したい、と。
 感謝はしますが、その評価に忖度は出来ません。
 はっきりとは言いたくないのですが、『ワンダーウーマン1984』は面白くなかったです。
 面白くなかった理由もある程度はっきりしています。
 それは本作にはヒーローものとしては致命的と言ってよいほどアクションシーンが少ないからです。
 ストーリーはもちろん大切です。
 でも本作のようなエンターティメント大作には目を瞠るようなド迫力のアクションシーンが必須だと思うのですが、それが決定的に欠落しているのです。
 なぜアクションシーンが少ないのか、作劇上の理由はあります。
 それはワンダーウーマンことダイアナがある理由によって超人的なパワーを失っているから、なのですが、パワーを取り戻して後に目を瞠るようなアクションシーンがあるかというとそういうわけでもなくて。。。

 いろいろツッコミどころも満載でしたねぇ。
 例えば物語の中盤、ダイアナと蘇ったトレバーが戦闘機に乗ってアメリカからエジプトに向かい、そして戻ってくるのですが、そんな航続距離が長い戦闘機はないだろうと言いたくなりました。
 他にもワンダーウーマンが空を飛ぶシーンですね。
 そう、本作ではワンダーウーマンは空を飛ぶんですよ。
 最初は上空を飛ぶジャンボジェット機を投げ縄で捉えて、それに引っ張られて空に舞い上がるんですけど、そのうち投げ縄で稲妻を捉えて空中を移動するようになり、最終的に特にギミックなしで空を飛ぶようになります。
 高速で移動するジャンボジェット機を投げ縄で捉えるというのも大概無理がありましたが、稲妻を投げ縄で捉えるに至っては頭を抱えたくなりました(原作に同様のシーンがあるのかもしれませんが)。

 結局、細かいところが気になるのも、尺が長いことと無関係ではない気がします。
 本作は上映時間が二時間半ぐらいあるんですよね。
 上映時間が二時間半もあるにもかかわらず、アクションシーンが少なめなので、観ていて細かいところが気になってくるのです。
 あと上映時間が30分短く、物語がスピーディに展開していたら、細かいところも気にならなかったのかもしれません。

 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする