この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

アバンセ映画祭に行ってきました。

2019-02-02 22:06:29 | 新作映画
 土曜日はアバンセ映画祭に行ってきました。
 アバンセ映画祭といっても歴史のある映画祭ではないのです。
 たぶん今年が初めてじゃないかな、アバンセにはもう三、四年、毎月のように通っているけど、過去に同様のイベントが行われた記憶はないので。
 ただ歴史のない映画祭ではあってもその上映ラインナップは半端なく豪華でした。

①『銀河鉄道の夜』
②『長靴をはいた猫』
③『西遊記』
④『太陽の王子 ホルスの大冒険』

 見る人が見れば垂涎のラインナップじゃないでしょうか。
 どの作品もDVD化されてはいるとは思うけれど、これらの作品がイベントホールなどの大きなスクリーンで同日上映されたことはおそらく日本初なんじゃないかな~、まぁわかんないですけど。笑。

 ただ自分は前日レイトショーで家に帰るのが遅くなったので、午後の『長靴をはいた猫』からの鑑賞となりました。
 古典とも言っていい有名な名作ですが、あまりにも昔の作品だったため、自分でも過去に見たかどうかはっきりわかりませんでした。
 というか、この日観た三作、すべて見たかどうか自分でもわからなかったのですが、今回の鑑賞ではっきりしました。
 三作とも未見でした。
 観に行って本当に良かったです。
 
 さて、『長靴をはいた猫』の感想ですが、理屈抜きで楽しかったです。
 どういう城の作りになっているんだよとか、なぜただの百姓のピエールがあんなに剣術が出来るんだとか、いろいろツッコミどころはあるんですが、そういうことがあまり気にならない映画でした。
 作画に宮崎駿が参加しているからなのかどうかはわかりませんが、『カリオストロの城』のクライマックスを髣髴させるシーンがありましたよ。

 二本目の『西遊記』を観て思ったのは絵が上手いなぁってことですね。
 最近のアニメを見ても、絵が綺麗だなとか、動きが滑らかだなとか思うことはあっても、絵が上手いなと思うことはあまりないのですが、何が違うんでしょうね。

 三本目の『太陽の王子 ホルスの冒険』ですが、『長靴をはいた猫』が『カリオストロの城』を彷彿させるのであれば、こちらはまるで『未来少年コナン』でしたよ。『コナン』を想起させるシーンがいくつもありました。
 ただ、『コナン』と比べてしまうと正直物足りないところはあるのですが、それは自分が『コナン』を好きすぎるからかもしれません。
 あと、ヒロインのヒルダの声を先年亡くなられた市原悦子が当てていて、『どろろ』の百鬼丸の野沢那智と同様、驚きでした。
  
 三本観終わったときはかなりきつくて、果たして四本すべて見た人はいるんだろうかと思ったのですが、イベントホールのエントランスで知り合いの人を見つけて、その人は朝から見て目が疲れたと言っていました。笑。

 まだまだ未見の名作アニメはあると思うので、来年も今年と同じような名作アニメの映画祭を開催されることを期待します。
コメント
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