結婚しない男、急増中？

　こちらの記事によると、結婚しない男が急増中だそうです。何でも理由はやせ我慢なのだとか。

　この記事を読んで、「ほぇ？」と思いましたよ。
　別段世の中結婚しない男なんていねーだろー、と思ったわけではないのです。
　かくいう自分もいい年して結婚してないですし。

　「ほぇ？」と思ったのは別のことで、結婚って本来男女間でするものですよね？（まぁ昨今は同性婚もそれほど珍しいものではなくなりましたが）
　だとしたら、結婚しない男が増えたのであれば、同じ割合で結婚しない女も増えているはずだろう、そう思ったのです。
　これが結婚しない若者が増えている、というのであれば、疑問に思うこともなかったのですが、記事を読む限りは増えているのは結婚しない男“だけ”なのだそうです。なじぇ？

　理由を考えてみました。

　理由その１。近年、女性同士の同性婚は飛躍的に増えているが、男性同士の同性婚は増えておらず、結果結婚しない男“だけ”が増えている。
　う～～～ん、、、自分は同性愛は完全に門外漢ですが、男性と女性、それぞれ同性愛者の割合がそんなに大きく異なるとは思えないのだけれど。
　
　理由その２。男性“だけ”に結婚と離婚を繰り返す、ビ○グダディみたいな人が多い。その余波を喰らって生涯結婚出来ない男性が増えてきている。
　これも違うでしょ、って感じです。
　結婚と離婚を繰り返すのは男性特有の気質だ、ってことはさすがにないでしょう。結婚と離婚を繰り返している女性だっていることはいるんじゃないですかね？知り合いにいるわけではないけど。

　理由その３。記事の片手落ち。男性と女性、双方で結婚しない人は増えているが、男性の側だけに着目したので、男性だけが結婚しなくなっているように受け取れる記事になった。
　たぶん、これでしょう。常識的に考えて、男性だけが結婚しなくなるわけがないですから。

　おそらく、結婚という制度に価値を見いだせない人たちが多くなっているのでしょう。
　確かに独身生活は何かと気楽です。個人で使える遊興費も（結婚をして子供がいる夫婦に比べれば）必然的に多いです。独身者である自分が言うのだから間違いない。笑。

　しかし、独身者の老後は基本的に悲惨なものです。
　何しろ年を取っても周りに支えてくれる人がいないのですから。

　もちろんある程度財産を有していれば話は別です。
　そういう人は誰に気兼ねすることなく好き勝手にお気楽な老後を過ごせばいいんじゃないですかね。

　結局のところ結婚をする、しないという選択は若い時の享楽を取るか、老後の安寧を取るかということなのだと思います。
　なので結婚をしないという選択をしたとしてもそれはその人の自由なのでしょう。

　まぁでも自分の場合結婚しないのは選択の結果ってわけではないんですけどね。笑。