この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

2017年劇場鑑賞映画暫定最下位『ソウル・ステーション/パンデミック』。

2017-11-07 21:23:38 | 新作映画
 ヨン・サンホ監督、『ソウル・ステーション/パンデミック』、11/3、KBCシネマにて鑑賞。2017年43本目。


 この映画を観ようと思ったのにはいくつか理由があります。
 まず、『女神の見えざる手』を観終わった直後で、映画ってやっぱりいいもんだな、、とノスタルチックな気分だったんですよね。
 もう一本映画を観ていこうかな、と思ったのです。

 次に同じヨン・サンホ監督の『新感染/ファイナルエクスプレス』が面白かったので、その前日譚と聞いては無視できなかったというのもあります。

 三つ目、これは本当にどうでもいいことなのですが、この日は予定では二本映画を観るつもりだったので、スケジュールは大きくズレたとしても、予定通り二本映画を観よう、そんなふうに考えたんですよね。

 しかし、鑑賞後、自分の判断が間違っていたことを知りました。
 『女神の見えざる手』を観た直後に家に帰ってたらすごくいい気分で三連休を過ごせていたのに!!
 そんなふうに思えるほど、『ソウル・ステーション/パンデミック』はまったく面白くなかったです。

 いろいろ言いたいことがあるのですが、まず言いたいのは、この作品は『新感染/ファイナルエクスプレス』の前日譚でも何でもないってことでしょうか。
 確かに同じ監督で、同じ韓国を舞台にしたゾンビものではあっても、共通するキャラクターがいるわけでもないし、そもそもストーリー的にまったく繋がっていないですよね?
 これで前日譚だの続編だのと言えるのなら、『死霊館』の前日譚が『インシディアス』だって言えるよ。
 同じジェームズ・ワン監督作だし、同じホラーだしね。もちろん全然別の作品だけど。

 話を『ソウル~』に戻すと、本当に不愉快な作品でした。どこを切り取っても不愉快だという金太郎飴みたいな作品でしたよ。
 ホラー映画なんだから、不愉快なのは当たり前では?と思われる方もいるかもしれませんが、登場人物の誰一人共感出来ず、展開はだらだらとしていて、演出に工夫は見られない、それでいて観ていて不愉快だとストレスだけがひたすら溜まっていきました。 

 終盤「え?」と思うことが一つだけあるのですが、それすらも不愉快極まりないという、まさにある意味奇跡とも言える映画でしたね。

 残り二ヶ月、これ以上のクソ映画に遭遇しないことを願うばかりです。

 それにしても同じ日に最高の映画と最悪な映画を鑑賞することになるとは映画の神様も本当に気紛れです。

 
 お気に入り度☆、お薦め度☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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