この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

トランプについて語る、その三。

2009-07-30 22:31:50 | ゲーム
 これまでの記事は以下の通りです。
 トランプについて語る、その一
 トランプについて語る、その二


 自分は『ドボン』をトランプゲームの王様だと思っています。
 なぜなら『ドボン』ではゲームを構成するための要素のほとんどが求められるからです。
 スピード、記憶力、駆け引き、テクニック、ハッタリ、そして運。
 これほど多くの要素が絡み合うゲームは他にはないんじゃないか、そう思います。

 では具体的なルールの説明に移ります。
 (以下スペード、ハート、クラブ、ダイヤはそれぞれS、H、C、Dとします。スペードのエースはS1になります。)

《使用するカード》
 ジョーカーを除いた52枚です。

《プレイ人数》
 二人以上。七人か八人ぐらいまではプレイ可能。

《ゲームの始め方》
 任意のプレイヤー(主に前回のゲームの勝利者であるが、誰でもよい)が各プレイヤーに手札として三枚ずつカードを配り、残りのカードを山札とします。

《ゲームの進行》
 任意のプレイヤーが山札から一枚めくり、場札とします。
 このときカードをめくったプレイヤーはカードを切る権利を有しません。
 ただし、他のプレイヤーがカードを切らないことを確認した後は別です。
 これは自分だけに有利なカードのめくり方をしないようにするためです。
 また最初にめくられた場札は役札となりえません(役札については後述)。 
 このとき誰もカードを切らない(切れない)場合は、誰かがカードを切るまで、これを繰り返します。

 最初の場札がH12だったとします。
 このとき続けて切ることが出来るのは同じマークであるハートか、同じ数字であるS12、C12、D12のカードだけです。
 それらのカードを有するものがH12に続けて切ります。
 一番最初に切られたカードのみ有効となります(早い者勝ち)。
 このカードを切ったプレイヤーの右隣か左隣のプレイヤーが続けてカードを切る権利(及び義務)を有します。
 右隣と左隣のプレイヤーの両者がカードを切った場合やはり早く切ったカードが有効となります。
 両者がカードを切ることを拒んだ場合、ジャンケンで負けた方がターン(手番)となります。
 一方のプレイヤーのみカードを切った場合はそれが有効です。
 こうして右回りか左回りかが決定します。

 自分のターンが回ってきたプレイヤーは、手札から一枚切るか、もしくは山札から一枚取るかの選択に迫られます。このとき場札に続けて切れるカードを手札に有していても、それを切らなければいけないという決まりはありません。
 また、(『UNO』と違い)取り出しはなしです。
 例外的に残り一枚のカードを切ることが出来る場合は、そのカードを切った後、山札から一枚補充します。

《ゲームの上がり方》
 『ドボン』は『UNO』に近似したゲームだと先述しました。
 違いは多々ありますが、最大のそれは上がり方です。
 『UNO』は残り一枚の手札を切れば上がりですが(ゲームそのものは続行される)、『ドボン』では自分以外のプレイヤーが切ったカードの数字が自分の手札の数字の合計と等しかったら上がり(この場合枚数は関係ない)、すなわち「ドボン」です(上がる際は「ドボン」という決まり。いわなくてもペナルティはない。またそのゲームは終了となる。)。
 例えば誰かがS7を切り、自分の手札がS1、D2、D4だったら、数字の合計が7なので「ドボン」となります。
 また手札が一枚であれば、当然同じ数字のカードが切られた場合が「ドボン」です。
 (このことを一番最初に説明するにも関わらず、初めてプレイする人は残り一枚の手札を切って「やった、上がり♪」とよく喜んでいます。繰り返しますが、『ドボン』ではそれは上がりではありません。)
 「ドボン」をしたプレイヤーがそのゲームでの勝者、「ドボン」をされたプレイヤーが敗者になります。

 「ドボン」以外に手札の枚数が七枚になっても負け、というルールがあります。
 これを「バクハツ」といいます。
 手札からカードを切らず、山札を一枚引けば他のプレイヤーから「ドボン」をされる危険はありませんが、「バクハツ」する危険性が増します。
 「バクハツ」は共同作業とみなされ、「バクハツ」したプレイヤーが敗者になり、それ以外のプレイヤーに一点加算される(得点については後述)。

 山札がなくなった場合、場札の一番上のカードだけを残し、それをシャッフルして山札にする。

《役札について》
 役札は四種類あります。
 ①1(『UNO』でいうところの「スキップ」)
 次のプレイヤーの手番が飛ばされます。二人プレイの場合はもう一度自分の手番となります。
 ②2(『UNO』でいうところの「ドロウ・ツー」)
 次のプレイヤーは強制的に山札から二枚取らなければならない。ただし、手札に2があれば切ることが出来、さらに次のプレイヤーが四枚取ることになる。2が四枚続けて切られた場合2×4で8枚取ることになります(当然最後のプレイヤーは「バクハツ」します)。
 ただし、手札がS1、D1というように二枚の1で構成されていたら「ドボン」となります。
 ③7(『UNO』でいうところの「リバース」)
 それまで右回りだったゲームが左回りに、左回りだったゲームが右回りになります。
 二人プレイの場合役札ではありません。
 ④11(『UNO』でいうところの「ワイルド」)
 (2を切られたときを除いて)いつでも切ることが出来、さらにマークの指定を出来る。指定の仕方は「スペード」というようにストレートなものだけでなく、「ダイヤ以外」「スペードとダイヤ」というように変則的でもよい。
 また、「マークの指定はしない」という指定でもよく、その場合次のプレイヤーは必ずカードを切らなければならない。


 基本的なルールはこんなところかな。
 ふぅ、それにしてもゲームのルールを詳細に説明しようと思ったら疲れる!!
 これだけ苦労したんだから、一人ぐらいはプレイしてくれたら嬉しいんだけどな~(って一人でするゲームじゃないけど)。
 何かルール上わからないことがあれば遠慮なく質問してください。

 あと、ハートやスペードのマークを文字化けすることなく表示するにはどうしたら一番いいんでしょうか?
 いろいろ調べたけど、どのやり方も文字化けするっぽいんだよね。。。
コメント (2)
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