LBが閉鎖されるそうです。
LBといってもほとんどの人にとっては何のこっちゃら?って感じでしょうね。
LBというのは小島小鳥さんというレビュアーの方がたった一人で運営されていた、ネット小説の紹介サイトのことです。
大学生だった小島さんが就職をされて何かと忙しくなり、更新が滞っていたのですが、このたび思うところあって完全に閉鎖されるとのこと、、、とても残念に思います。
更新こそ滞っていましたが、この手の紹介サイトでは未だに一番充実したサイトだったんですけどね。
拙作『空のない街』も紹介してもらいました。あの時は本当に嬉しかったなぁ・・・。
この作品が今までにどれぐらいの人に読まれたかは知る由もありませんが、おそらく最も高く評価していただいたのが小島さんです。過分なお褒めの言葉を頂きました。
完全にデータを消去されるとのことなので、拙作について書かれてある記事をここにコピーします。純粋に自分が読み返して楽しむためなので、興味のない方が読む必要はありません。
『空のない街』①
鼻息荒く紹介します。すごい物を発見しました。
長編のサスペンスです。本格的です。本物です。コレをネット上でタダで読んでもいいのですか?と確認をとりたくなるほど完成度が高いです。
たったひとりの大切な肉親、妹のエミリーを殺された少年・ジョシュア。彼の心は妹の死と共に凍りつき、ただ復讐のためだけに燃えたぎる……。
文章力はもちろんのこと、用意周到に組み立てられた構成力にただただ脱帽です。大きな波が次々と寄せる荒れ狂った海に身を任せて漂うような、そんな心地がします。1章1章進むごとに心拍数が上がる、読む者の胸倉を掴んで離さないパワーを感じました。場面が映像となって鮮やかに脳裏に浮かぶ卓越された描写の数々……もう、秀逸です。
とにかくせつない、とにかくやるせない、絶望と孤独と憎悪の中でもがき、生きることの意味を手探りしながら疾走するジョシュアがいとおしい。
『空のない街』②
出版されている物でも「これは自分好みだ!」というものになかなか出会いにくいものですが、ネットという大海原でこれほど自分のツボにハマるミステリーを読めたのは感動でした。
『美食家』
はっきり言って「発掘」ページ直行級の作品ですが、せぷ様の作品はすでに「空のない街」を紹介済みですので何気にコチラで語ります。上手いんです、これも。
まず一行目が秀逸。あの一行目があることによって、読む者をオチまでその裏切りの世界に導引することができます。短編のミステリーでここまでのスリル、中盤の盛り上がり、華麗なまでのオチが付いたものはなかなか稀なんじゃないでしょうか。
小島さん、今まで本当にありがとうございました。いつかまた小島さんの名前をネットのどこかでお目に掛かれるのを心から楽しみにしています。それまでどうぞお体をご自愛ください。
LBといってもほとんどの人にとっては何のこっちゃら?って感じでしょうね。
LBというのは小島小鳥さんというレビュアーの方がたった一人で運営されていた、ネット小説の紹介サイトのことです。
大学生だった小島さんが就職をされて何かと忙しくなり、更新が滞っていたのですが、このたび思うところあって完全に閉鎖されるとのこと、、、とても残念に思います。
更新こそ滞っていましたが、この手の紹介サイトでは未だに一番充実したサイトだったんですけどね。
拙作『空のない街』も紹介してもらいました。あの時は本当に嬉しかったなぁ・・・。
この作品が今までにどれぐらいの人に読まれたかは知る由もありませんが、おそらく最も高く評価していただいたのが小島さんです。過分なお褒めの言葉を頂きました。
完全にデータを消去されるとのことなので、拙作について書かれてある記事をここにコピーします。純粋に自分が読み返して楽しむためなので、興味のない方が読む必要はありません。
『空のない街』①
鼻息荒く紹介します。すごい物を発見しました。
長編のサスペンスです。本格的です。本物です。コレをネット上でタダで読んでもいいのですか?と確認をとりたくなるほど完成度が高いです。
たったひとりの大切な肉親、妹のエミリーを殺された少年・ジョシュア。彼の心は妹の死と共に凍りつき、ただ復讐のためだけに燃えたぎる……。
文章力はもちろんのこと、用意周到に組み立てられた構成力にただただ脱帽です。大きな波が次々と寄せる荒れ狂った海に身を任せて漂うような、そんな心地がします。1章1章進むごとに心拍数が上がる、読む者の胸倉を掴んで離さないパワーを感じました。場面が映像となって鮮やかに脳裏に浮かぶ卓越された描写の数々……もう、秀逸です。
とにかくせつない、とにかくやるせない、絶望と孤独と憎悪の中でもがき、生きることの意味を手探りしながら疾走するジョシュアがいとおしい。
『空のない街』②
出版されている物でも「これは自分好みだ!」というものになかなか出会いにくいものですが、ネットという大海原でこれほど自分のツボにハマるミステリーを読めたのは感動でした。
『美食家』
はっきり言って「発掘」ページ直行級の作品ですが、せぷ様の作品はすでに「空のない街」を紹介済みですので何気にコチラで語ります。上手いんです、これも。
まず一行目が秀逸。あの一行目があることによって、読む者をオチまでその裏切りの世界に導引することができます。短編のミステリーでここまでのスリル、中盤の盛り上がり、華麗なまでのオチが付いたものはなかなか稀なんじゃないでしょうか。
小島さん、今まで本当にありがとうございました。いつかまた小島さんの名前をネットのどこかでお目に掛かれるのを心から楽しみにしています。それまでどうぞお体をご自愛ください。