goo blog サービス終了のお知らせ 

この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

はり太郎くんとかね子ちゃん。

2014-12-10 22:30:21 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 大学の後輩が亡くなりました。
 肺癌だったそうです。
 おそらくは喫煙の習慣があったのでしょう。煙草を吸われる方はくれぐれも量に気をつけてください。

 大学の後輩と言っても在学中特別親しかったわけではないですし、卒業後はまったく縁が絶えていたので(実際葬式にも呼ばれなかった)、そんなに悲しいってわけではないです。
 知り合いが死んで悲しいと思わない自分って冷血なのかなと思わないでもないですが、実際現在まったく交流がない昔の知り合いより、現在交流のあるネットの知り合いの方が自分にとってはるかに大事です。
 大事ではない存在がこの世から消えてしまったとしても、やはり悲しいとか残念とか思えないのです。

 ただそいつのことを思い出して、そういえば針金で何かを作るのが好きだったなぁという記憶があるので(大学では二人とも美術部でした)、弔うってわけではないのですが、自分もちょっと針金を使って工作してみましたよ。

 どこの家にでもある、クリーニング屋さんでもらえる針金ハンガーを、


   


 ちょいちょいちょいと曲げて、こんなのを出来ました。


   


 タイトルは《はり太郎くんとかね子ちゃん》です。
 実際作ってみて分かったのは針金ハンガーは硬すぎて工作には適さないってことですね。笑。
 まぁでも作っている間は案外楽しかったのでまた何か作るかもしれません。
 針金工作をするたびに後輩のことを思い出すことでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『黒んぼと犬たちの闘争』を観劇してきました。

2014-12-01 20:36:37 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 先週の土曜日はTジョイ博多で映画『楽園追放-Expelled from Paradise-』を観た後、唐人町にある甘棠館Show劇場で演劇『黒んぼと犬たちの闘争』を観ました。

 天神・博多まで出かけると交通費だけで千円以上かかるものですから、貧乏性な身の者としては出来るだけ元を取りたいなと思って、用事を二つ以上詰め込みたくなるのです。時には三つ、四つ、詰め込んでどーにもこーにも身動き出来なくなることもありますが。笑。

 11:00から13:00まで映画を観て、14:00から劇を観るのはスケジュールてきにドンピシャじゃないかと思ったのですが、映画のパンフレットを買うかどうか悩んだり、伊坂幸太郎(&阿部和重)の新刊を探しに行ったり、博多阪急のB1Fの博多さんか園までバナナジュースを買いに行ってたりしてたらあっという間に時間が無くなって、甘棠館Show劇場に着いた時は開演五分前でしたよ。

 大事なことだからもう一度繰り返しますね。
>博多阪急のB1Fまでバナナジュースを買いに行ってたりしてたら
>博多阪急のB1Fまでバナナジュースを買いに行ってたりしてたら
>博多阪急のB1Fまでバナナジュースを買いに行ってたりしてたら
 一度どころか三度も繰り返しましたが、自分は博多さんか園のバナナジュースが大好きなのです。博多阪急に行く用事があったら必ず寄りますね。
 フレッシュジュース好きな方は是非一度行ってみて下さい。

 以上です。









 忘れとった。
 『黒んぼと犬たちの闘争』、原作はかの有名な天才戯曲家ベルナール=マリ・コルテスの手によるものです。
 などと知った風な口を利きますが、もちろん全然知りませんでしたけどね。
 まぁでも演劇界ではかなり有名な人らしく、全然知らないにしてもそれなりに期待をして観に行ったのですが、、、これがまたまったく面白くなくて、自分の中の全米が泣きました。
 現代演劇は自分には受け入れがたいものなのだなということがよくわかりました。
 ストーリーがまず意味不明だったのですが、それ以上に意味不明だったのが演出。
 主役のホルンの台詞が尋常じゃなくたどたどしいのです。シナリオ一ページにつき二、三回ぐらいはとちるんですよ。お前はKBCの朝のラジオの女性パーソナリティか!と言いたくなりましたよ。
 でもそのホルンを演じた俳優は演出家も兼ねていて、演出家本人が台詞を覚えていないというのも考えられないので、どうもそのとちりっぷりは演出のようなのです。
 けれど、建築現場の現場監督がなぜ台詞がたどたどしくなければいけないかがさっぱりわからないので、ただただ聞き苦しいだけでした。

 まぁ演劇自体はまったく面白くなかったですけど、その前に観た映画は最高に面白かったので、つり合いは合うかな、と思いました。
 今度こそ以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何やかやと用事が詰まっていた土曜日。

2014-11-08 23:59:01 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 週末の土曜日は自分でもビックリするぐらい一日中何やかやと用事が詰まっていました。

 まず家を出たのが朝の9:00ぐらいで、最初に向かったのが福岡県立美術館でした。
 目的は福岡県文化会館建設50年記念である《とっとっと?きおく×キロク》展です。
 ちなみに「とっとっと」をローマ字で書くと「TOTTOTTO」になります。うん、一目見ただけでは何て書いてあるのか読めないね。笑。
 元々この日《とっとっと?きおく×キロク》展に行くつもりはなかったんですよね。
 行くつもりがなかったというのは行きたくなかったという意味ではなく、行く時間がないだろうと思っていたってことです。
 最初は13:00から開始予定のカラオケの前に映画を観ようと思っていたんですよ。映画を観るにはもうその時間帯しか空いていなかったので。
 しかし!!観ようと思っていた映画『ザ・ゲスト』が驚いたことに午前中の上映がなし♪上映初日なのに!!
 なので代わりに展示会に行くことにした次第です。
 arigoziraさんとも「行けたら行きます」と約束してましたしね。ぶっちゃけ行けないだろうと思ってましたが。笑。
 《とっとっと?きおく×キロク》展は、展示物が絵画、彫像、映像と多岐に渡り、雑然とした感がありましたが、その分退屈とは無縁でよかったです。

 12:00、カラオケの前にランチを食べに行くメンバーと合流。
 実はここだけの話、今回のカラオケは自分が言いだしっぺなのですが、実現するとは思ってませんでした。
 不思議子ちゃんのumeさんは「カラオケ、行けたらいいですね~」と会うたびに言ってくれてたんですが、それは所詮社交辞令だろうと思ってました。
 これは何もumeさん個人が信用できないというのではなく、自分の周りに社交辞令を発する奴、約束したことを簡単に反故にする奴が多すぎるからです。
 だから集合場所の三越のライオン像広場にumeさんが現れて、それだけで泣きそうになりましたよ。
 umeさん、その生真面目さをいつまでも忘れないでください。

 天神の寿司屋でランチを済ませ、いざカラオケ店へ。
 参加メンバーは自分とumeさんとまささん、その他不思議博物館の男性常連6名です(←相変わらず男性の扱いは雑。笑。)。
 そうそう、途中から仕事を終えたミシェルさんも駆けつけてくれました。
 まさか仕事が終わってからわざわざ来ることはないだろうと思っていたので、めっちゃ嬉しかったです。

 カラオケはとても楽しかったです。
 メンバーがメンバーだけあってアニソンが多かったです。6、7割方そうだったんじゃないかな。
 あとは15~20年ぐらい前の歌謡曲(これが自分)、その他マニアックな楽曲などばかりで、よくカラオケで歌われる曲といったらゴールデンボンバーの『女々しくて』ぐらいしかなかったような?
 最初umeさんから「6時間予約しましたよ~」と言われたときは正直長すぎるんじゃないの?とも思ったのですが、10人もいればどうにかなるものですね。
 19:00、カラオケは終了、各々解散となりました。

 その後自分とまささんは大橋にあるまささん行きつけの居酒屋さんに行きました。
 料理はもちろん美味しかったのですが、印象に残ったのは味よりもむしろ酔っ払っているまささんに「あんたはもう因ってるから酒は出せん」と注文を断ったことでしょうか。
 酔っているからという理由で客に酒を出さない居酒屋ってどれぐらいあるでしょうか。
 とても良心的なお店だなと好感を持ちました。

 お店を出て、これでお開きかなと思ったのですが、まささんが「よし、ガールズバーに行くぞ!」と言い出しました。
 自分はガールズバーに行ったことがなかったのでドキドキしながらついていったら、連れて行かれたのはガールズバーというよりむしろカラオケスナックといった方が相応しい店でした。
 いつかこの世のどこかにあるという、本物のガールズバーに行ってみたいです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

筑豊に遠征してきました、その1。

2014-11-04 20:41:19 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 三連休最終日の日曜日は当初の予定通り筑豊に遠征してきました。

 午前中、最初に向かったのが嘉麻市で行われている《大隈アートマジック》というイベントでした。
 今年の三月に廃校になったばかりの大隈小学校の校舎をそのまま美術館にしてしまおうという大胆な試みです。
 が、この《大隈アートマジック》、公式サイトが存在しなくて(主催する団体のフェイスブックはある)、今一つどんなイベントなのかがよくわからなかったんですよね。
 だから、このイベント単独ではおそらく行かなかったと思います。
 ただ、この日は同じ筑豊である飯塚で別のイベントがあったのでついでに行ってみようかという気になりました。

 
   

 会場入口にあった「LOVE」の立体看板。でもおそらくこのイベントの為に作られたものではないと思われます。

 で、実際行ってみての感想なのですが、正直、う~~~ん、という感じ。
 このイベント、驚くことに(というほどではないですが)入場料を取るんですよ。大人一人¥500也。
 入場料を取るかどうかは主催者の自由だと思います。
 でも入場料を取るのであれば当然それなりのものを見せて欲しいですよね。
 しかし、ぶっちゃけ「これ!」というものがなかった気がするなぁ。


   

   

 こんな感じで各教室にデン!って巨大なオブジェが置かれてるんですよね。
 でもこれだけ。
 これを見て、何かを感じろってことなんでしょうけど、教室に意味不明なオブジェや黒い卵があったって、だから何?としか思えませんでした。
 だいたいこれらのオブジェって会場が元小学校であることも、展示スペースが元教室であることもあんまり関係があるとは思えないんだけどなぁ。
 他の作品も概してそんな感じでした。

 その中で唯一例外的に「ほぉ」と思ったのがユキンコアキラさんという作家の作品。
 

   


 白い切り紙をスクリーンにして、子供たちが遊ぶ姿を写しだすという、テーマ的にもこの会場で展示するに相応しいもののように思えました。

 またこのイベント、本会場以外にも大隈町のあちこちに、例えば酒屋さんやお寺に作品を展示してあるんですよね。
 でも、それも正直あまり感心しなかったです。

 本会場だけでなく、町ごと美術館にしようというコンセプト自体は決して悪くないです。むしろ試みとしては面白い。
 でもそれなら酒屋さんなら酒屋さん、お寺ならお寺、そこでしかありえない展示作品、展示の仕方にしなくちゃダメなんじゃないかな。
 わざわざ十分か十五分歩いて出向き、ただ絵画がフツーに展示してあるだけ、作品がポンと置いてあるだけ、それじゃあなぜそこまで行かなくちゃいけないのかがわからないですから。
 展示スペースも余っているようだったし、本会場に展示すればいいのでは?と思わずにはいられませんでした。

 入場料を¥500払いましたが、記念になるものも特にもらえませんでした。あ、おはじきがもらえたけど、それだけ。金目のものが欲しいってわけではないけど、何かここに来た記念のものは欲しかったかな。

 何だかいつも以上に辛口になってしまいましたが、正直な感想です。
 最終日ということもあって会場内には関係者の方がそれなりにいましたが、「ようこそいらっしゃいませ」と声を掛けられることも、「ありがとうございました」と感謝の言葉を言われることも、「どちらから来られましたか?」と聞かれることもなかったです。
 ただ、自分たちだけで楽しんでる感じで、あまりいい印象は受けませんでした。
 こういうイベントって自分たちだけが楽しむんじゃなくて、来た人が楽しめるものにしなくちゃダメなんじゃないのかな?

 そんなモヤモヤした気持ちを抱えて会場を後にしました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【となりの本棚展 vol.6】を観てきました。

2014-10-27 21:05:52 | アート、美術館・博物館、ギャラリー
 日曜日は【フクオカクラフトマーケット】に行った帰り、警固のバス停でバスを降りて、【ギャラリールーモ】で行われている【となりの本棚展 vol.6】を見てきました。
 この企画展のことはarigoziraさんから教えてもらい、正直そこまで期待していなかったのですが、とても面白かったです。【フクオカクラフトマーケット】よりもよほど刺激を受けました。

 この企画展は福岡在住の様々なジャンルの作家がお気に入りの本を持ち寄り、展示するという内容なのですが、一緒にその作家の作品も展示していました。


   

   

   

   

  
 本当に様々なジャンルの作家の作品が展示していましたよ。
 四枚目の写真の作品が何を表しているのか、わかりますか?この図表は銭湯に入るまでの足取りを表しているのだそうです。つまり風呂に入るためのフローチャートってことですね。笑。

 もし自分がこの企画展に参加するとしたら、どの本を持っていくのだろうか、と考えました(実際飛び入り参加も可能)。
 自分だったらやっぱりオトフリート・プロイスラーの『クラバート』を選ぶかなぁ。いろいろ候補があって一冊を選ぶのは難しいのですが、あの本が一歩抜きんでて思い入れが強いような気がします。

 それにしても、先日訪れた【ギャラリィ亞廊】もそうですが、福岡には思いがけぬところにギャラリーがあるものなのですねぇ。
 今度一日で何軒のギャラリーを廻れるか、ギャラリー巡りをしてみようかなと思いました。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする