明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

移動スーパー

2023年09月04日 | 不動産屋のブログが一番
「移動スーパー」を始めて1年余りがたつ。
教師人生の終わりが近づくにつれ、藤井さんは「退職後は地域
の役にたつことをしたい」と考えるようになった。たまたま自
宅のスーパーで目にした移動販売の担い手募集のポスターに引
きつけられた。59歳のときだった。

県内でスーパーを展開する「丸久」が、移動スーパー事業を手
がける「とくし丸」(徳島市)と提携する。丸久が商品、とく
し丸が販売ノウハウを提供し「販売パートナー」と呼ばれる軽
トラックを走らせる取り組みだった。

丸久の担当者に移動スーパーの現場を見せてもらうと、周南市
の市街地でも自力で買い物に行けずに困っている高齢者が多い
ことに驚いた。「こういう仕事が地域貢献になるのかもしれな
い」と昨年6月、第二の人生をスタートさせた。

張り切ってハンドルを握ったものの、失敗もしばしばあった。
運ぶ商品は自分と担当者で決めるが、高齢者のニーズをうまく
つかめずに、商品が足りなくなってがっかりさせるときもあっ
た。そんなとき、教師時代に重視してきた「子ども目線」が
ヒントになり、高齢者の目線で考えた。

高齢者は体力的に調理作業が難しくなり、すぐ食べられる総菜
といった食品を求めていることに気づいた。高齢者の目線と同
じくらいの棚に総菜や果物を置くととても喜ばれた。「お年寄
りからいただく感謝の気持ちが原動力。これからも高齢者の目
線で地域に寄り添っていきたい」と藤井さん(62)。

コメント
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