私たちが子供の頃は、都会ではデモが盛んだった。
それから日本経済が潤うようになってからまったくなりを潜めていた。
そして３０年たった今、ふたたびデモに火がついた。
東日本大震災で、福島原発が再起不能に陥り甚大な被害が出て復興の見
通しが立っていない。第２の福島原発を起こしてはいけないという理由
から全原発の安全見直し調査をおこなったが、絶対安全に至ってない。
しかし、電力不足を理由に関西電力が大飯原発を再稼働させた。
菅内閣の時、原発のない日本を作ろうといったスローガンはどこに行っ
たのだろう。野田内閣もそれを引き継いだかに見えたが、安全性を確保
しないままなし崩し的になってしまった。
これに怒った一般市民が、原発再稼働反対のデモを起こしおおきなうね
りとなりつつある。昔のデモは学生が主流だったが、今度は一般市民が
中心になって国会近くなどでデモを行う。仕事帰りに参加するサラリー
マン、仕事休みにデモに参加するＯＬ、比較的自由が利く曜日に参加す
る主婦など多彩だ。インターネットから立ち上がった原発再稼働反対の
デモは、今後ますます拡大していくだろう。
喉元を過ぎたら政策を変えてきた日本の政治、今がよければそれでよい
も終焉の時なのか。
ウソ偽りのない将来の日本のため、子や孫のための政党でなければ
これからの政治は通用しない。
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