関脇の頑張り

今年は太平洋の海水温度が高すぎて、台風の発生率が低くなり
あまり発達しなかったのだが、二つの台風が遅い動きで日本に近づき太
平洋の湿った雨を大量に送り込み、その後本州を直撃して最悪の被害を
出してしまった。被害にあわれた人達に御見舞い申し上げます。
一昨日まで連日の暑さにカッターシャツだけの出勤だったが、昨日は
急に冷えだしこの秋はじめてジャンパーを羽織って出勤をした。
どうやら太平洋高気圧が南下して弱まり、それに変わった大陸からの移
動性高気圧が日本を覆うようになったので本来の秋になったようだ。
大相撲秋場所が、思ったよりおもしろい展開になってきた。
大関魁皇が引退して、日本人の上位力士がいなくなり魅力がなくなって
しまったかに思えた。しかし崖っぷちに立たされた関脇琴奨菊と稀勢の
里がここに来て、ようやく日本相撲のために目ざめたようだ。
一昨日は稀勢の里が、白鵬に土を付けて全勝優勝に待ったをかけた。
そして昨日は、琴奨菊が白鵬に土を付けて２敗にして自分と並んだ。
琴奨菊は白鵬との対戦で、横綱の左前みつをとる稽古を集中しておこ
ない、そのイメージ通りの相撲展開になって勝利した。ただ漠然と稽
古をしても勝てない相手なら、左前みつ取り一本にかけた執念の勝利と
いえるだろう。１１勝２敗が横綱白鵬と関脇琴奨菊の２人になり、優勝
争いが解らなくなったが、泣いても笑っても今日、明日で決着がつく。
日本人力士が優勝すれば、何年ぶりの快挙になるのだろうか。ここまで
きたらあと２日間、無心で相撲を取りきってもらいたい。千秋楽で琴奨
菊が優勝をしたら、ワインでも飲んで祝うことにしよう。
　
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