なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

吹雪の湯布院オイカワ(20220205)

2022年02月05日 22時23分24秒 | 実釣

吹雪の湯布院オイカワ(20220205)





1400-1700、ほぼ3時間近く、西の風(風力6)、吹雪時々晴れ、気温−1度。
川下からの吹き荒ぶ風、強風で煽られフードが飛ばされる。
それに加え、マルチドロッパーに川下からの大粒の雪が衝突し続け、ターン出来ないまま墜落していく。
これは初めて見る光景、雪がフライを叩き落とすのだ。
#3ラインでも雪に叩かれると高確率でターンミス、20cm間隔の6本マルチがさすがに絡んでしまう。
その解除にもけっこう時間がかかり、指の感覚はどんどん麻痺していく。

正直言ってここまで酷いとは思わなかった。
インナーは薄い上下パッチ、ズボンは2枚履き、長袖シャツに普通のセーター、ウールネクタイ。
いくらハードシェルとヒップウェーダーでガッチリ固めても氷点下の向い風と大粒の雪が体温を奪っていく。

さらに悪いことに、川下正面からの強風が空上に保持したラインを吹き上げてしまう。
追い風や横風なら雪混じりでもどうにかなるかもしれないが、正面からこれはキツすぎる。
こんな時は場所を変えるとか断念するとかが正解、でも私はそのまま釣り続けてしまった。

1)SH8ft#2、シマノBB-X4号、kencube-SSS#3(9.9m8g)、フロロリーダー5ft、6本マルチ
47匹/3時間(16匹/時)、良型は13−14cmで5−6匹程度、他は上写真のような12cm前後が多かった。
鈎の成績は、赤虫鈎=緑=ピーコック+ハックル、ほぼ満遍なくテイクしている。
ただ、深いトロ場は赤虫、荒瀬はピーコック+ハックル、その中間は緑とよく分散した。

ところで今日は悪天候での釣りのシミュレーションになった。
冬山を舐めた登山は命に関わるのと同じように、早春の山渓を舐めれば生還の確率はぐっと減る。
厚手セーターは必須だ、特に3月はどんなときでも。
落水に備え、十分な厚手の着替えを準備しよう。

また、ハンドツイストリトリーブで、左右ともに薬指が決め手だった。
これは右手投げの左手ハンドリトリーブする時のスムースさが左手で上手くいかない、それで左右比べて分かったことだ。
ハンドリトリーブする際の順番、
1)親指人差し指でラインをつまみ引き下げたまま保持する
2)手首を向こう側に開き薬指にラインを引っ掛ける
3)そのままこちら側に手首を回転させラインを引き下す
4)その位置に薬指子指と手のひらでラインを軽く包み込む
5)引き下ろされ親指人差し指の前に位置するラインをそのままつまみ保持する
実はものすごくゆっくりリトリーブな時(スラッグを取る程度の)、それをしているのが薬指だった。
つまり右手投げの場合、無意識のうちに、ラインを引っ掛けた薬指でラインを操作していたのだ。
これは自分も気付かず、結構驚いた。
それで右手投げでしていることを左手投げに当てはめてみた。
うまくいく。
結局、主役と思った親指人差し指はライン固定の役目でしかなく、リトリーブの本当の主役は実は薬指だった。
これは吹雪を押して釣る今日の2つ目の成果になった。

今日の収穫:
1)厳寒期は厚手セーターが必需品
2)ハンドツイストリトリーブは薬指が決め手
3)手首の回旋を止めればキャストの左右差はなくなる
4)オイカワのロッドは#1以下がベスト(2番ロッドはオイカワのノリを見逃す)

この4)について。
オイカワウェットではノリを感じることがが大事らしい。
ノった時のテンションを維持していれば向うアワセで自然と針掛かりする。
2番ロッドではこのノリが分かりにくく、ノっているのにピックアップしてしまう。
オイカワウェットのコツはテンションを失わないこと、そしてアワセないこと。
アワセれば群れが一気に散るし、なんならゴボウ抜きで吹っ飛んでくる。
2番ロッドではこれが起きやすく少し不自由した(もちろん強烈な風雪も一因)。

あっさり目に記録しようと思ったが、結局コテコテになってしまった。
今日の過酷な体験が強烈だったせいもあるけれど、そろそろタイイングに集中しなければ間に合わない。
今日とほぼ同じ天候の明日の午後、釣りかタイイングか本当に悩ましい。

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解禁まであと3週間ほど(20220205)

2022年02月05日 07時19分31秒 | 机上釣

解禁まであと3週間ほど(20220205)

昨夜は、五ヶ瀬のド本流に立ち込んだまま、キャストする方向、トレースするライン、テイクから取り込みの位置を延々考える夢をずっと見ていた。
それで朝、奥に"全然眠れなかった"というと
「何言ってんの爆睡してたわよ!」
気付きませんでした。

今日明日の天気は晴れ時々曇り、意外と持ち堪えそう。
朝一番の道路交通情報も道路webカメラも異常無し、これなら釣りに差し支えない。
でも解禁せまる今、オイカワ釣りなどしている場合だろうか?
寸部も惜しみタイイングに精を出す時期ではなかろうか。

でもタイングは夜でも出来る。
しかし実釣は昼間しか出来ない。
これからの大事な3週間、今この瞬間に出来ることをするべきだ。

今日明日の昼間は実釣、夜はタイイング。
夜間の実釣記録は最小限に圧縮し、タイイング時間を優先する。
今日明日で黒系統のパターンをやってしまいたいし、極細チューブのエポキシ処理もすすめたい。
たしかに今はオイカワ専用の鈎のタイイングやドロッパー組みをしている場合ではない。
オイカワは実釣だけで切り上げ、3月解禁へ向け大きく舵を切る時期だ。

五ヶ瀬や津江川の下草も刈らねばならない。
必要なら頑丈なトラロープも下げておく。
3月1日へのカウントダウンが始まった。

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