なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

濁る湯布院オイカワ(20220211)

2022年02月11日 23時30分13秒 | 実釣

濁る湯布院オイカワ(20220211)

コロナ外出自粛の中、生活圏の由布市で、早朝の大分川へ。
気温−1度、ほぼ無風で暖かくすら感じる。
でも先日の吹雪の怖さを思い出し、不必要なほど厚着で防寒をきめた。

朝一番は濁りがなく、河川工事はまだ始まっていないらしい。
今日はJR鉄橋下から開始、ここから小堰堤まで80mを釣る予定。


JR鉄橋下、0840-1810、9時間半、晴れ時々曇り、気温0度〜8度。
1)SH8ft#2、DT#2F、フロロリーダー5ft、6本マルチ
9時間半で362匹(38匹/h)、ほぼ7割が赤虫鈎、2割がソルトハックル、1割が緑。
14cmアップは10−15匹程度。
10時半まで102匹で時間51匹ペースだったが、その後から河川工事の濁りが入る。
足元がほぼ見えなくなる。
水面から水面直下で釣っていたから、この濁りでテイクは激減。
ならばとショットで沈めたがスカ。
フライは魚の目が頼りだから、こうも濁ると手も足も出ない。
わずかな狙い目として、濁りの薄い浅場か水面に反応する場(水面下の群れ)かの2択しかない。

これでどうにかこうにか釣り続け、ちょっとだけ濁りが薄まる時間帯もあり、結局362匹。
5束狙っただけに残念、でもこれが自然河川、しょうがない。
 

また今回は出だしがkencube-SSS#2(9.9m5g)を使った。
でもラインは5−7mしか出さないので力が余るのか、オーバーターンからドロッパーが絡んでしまう。
私の技術が未熟だからかと頑張って使い続けたがとうとうギブアップ、すでに16時を過ぎていた。
慌ただしくSSS#2からDT#2Fに交換、まるでレースのピットインでタイヤを交換するような。
リーダー、ドロッパーをはってロッドを掲げるとラインのスラッグがスッと伸びる。
太さもSSS#2より明らかに細く、これで大丈夫なのかと思う。
流れにもどりドロッパーを打ち込んでいく。
あれ、ターンする それになんだこのラインの素直さ、まっすぐ伸びていく
濁り水のなか、スルスルのびて綺麗にターンし着水、ババっとオイカワが出た。
どうやらオイカワには、素直にDT#2Fでいいらしい。
ターンミスやドロッパートラブルがなくなり、着水直後のテイクが獲れるようになった。
向い風ならDT#3−4Fを使えば良く、オイカワ近距離にはkencube-SSSは不向きらしい。
kencube-SSSは本来、小さな鈎をド遠投するためのライン設計。
それを至近距離でマルチドロッパーを使うこと自体、杉坂先生の想定外。
低番手ならイケるかと思う典型的なライン選択のミス。
逆にダブルテーパーライン(DT)の有り難さを思い知った。
(もちろんヤマメやニジマスならSSSは必需品、WFとして使う)

また、河川工事の濁りは釣りに有利かと思ったが、結局テイクはかなり減った。
匂いのない色と形だけのフライフックは、濁ると見つかり難くなるらしい。
餌なら問題ないのだろう。

ところで、トップドロッパーにテイクするとそれ以下の鈎が踊るらしく、次々にテイクしてくる。
釣れたオイカワの抵抗が下鈎を踊らせ、これが天然の誘いになるらしく、オイカワがスズナリになる。
つまりトップドロッパーにアタリ鈎を結ぶことで釣果は倍増するのだ。
一般的に上位の枝針で釣れるとオマツリしやすいとされるが、ことオイカワではまったく違うらしい。

今日の収穫:
1)赤虫鈎は濁り条件で最強(見つけやすいのだろう、テラトコでも使える?)
2)オイカワはDT#2Fが最適
3)濁りはオイカワ・フライに不利
4)トップドロッパーにはアタリ鈎

今日も日没まで。
湯布院に列車が戻ってきた。

コメント