なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

鮎のフライフィッシング1(20200906)

2020年09月06日 08時07分13秒 | 机上釣

鮎のフライフィッシング1(20200906)

針:マルトd04#18X2−4本
マテリアル:金絹#100(Dull Gold)、ホロティンセル緑、UVレジン(パール色)
ティペット:kencube0.2号
ショット:ガン玉B
マーカー:FFインジケーターLL(フルックス)

驚く程反応が良い。
昼間の大分川(芹川)ヤマメはハリス0.4号だとまず釣れない(早朝薄暮は0.8でも釣れる)。
七瀬川の鮎も同じかもしれない。
つまり、0.4号だと見切られ釣れないのだ。
これまで0.4号をずっと使ってきた。
0.4号でも好反応だったのは梅雨明け直後も好条件だったからか。
気温水温が上がり反応が渋くなっても0.4号を使い続けたのが失敗(1)だった。

この0.4号を使い続けたのはマルチドロッパーの強度を保ちたかったから。
今回、スーパーGM鮎0.25号を使って4本マルチドロッパーを組んだ。
石掛かりや鮎で切れることはなかった。

今回、初投から数回でフィッシュしている。
しかしそのフィッシュ筋は、釣れた後にどんなに流しても釣れなかった。
これはこれまでほぼ共通していて、つまり縄張り鮎が釣れているのだ。
だから1匹釣れたら必ず別の筋を流すべき。
次の縄張り鮎を探すのだ。

マーカーの鮎フライフィッシングでは場に付く縄張り鮎を狙う。
「鮎毛針」の共通項に「ドブ釣り」がある。
古典的な日本毛針と重いオモリで淵の川底を釣る方法。
この「ドブ釣り」で狙うのは群れ鮎で、縄張り鮎ではない。
私はここを混同し、ドブ釣りのように同じ場の同じ筋に執着してしまった。
ティペット0.4号を使い続けたのが失敗1なら、これは失敗2になる。

鮎の取り込みではハエ竿を使ったのでかなり時間を掛けて寄せた。
これまでバレ率90%以上だったので、今回は随分改善した。
やはりロッドは軟調子が鮎ではベストだと思う。

今回の釣り方をまとめる。
1)ティペット0.25号以下でマルチドロッパーを組む
2)フィッシュ(またはテイク)した筋に執着せずランガンする
3)軟調子のロッドを使う(無ければ海用ショックゴム)

次の釣りではkencubeのK.Bullet SONAR #1 10ft 6inchを使う。
kencubeばかりだが鮎フライは限りなく繊細な釣り、その繊細さがここで全て揃う。

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台風前の七瀬川(20200905)

2020年09月05日 23時25分01秒 | 実釣

台風前の七瀬川(20200905)

午前は仕事、明けの午後から七瀬川。
朝の雨で少し濁るが釣りが出来ない程ではない。
嵐の前の静けさ、時折、晴れ間が覗く。

七瀬川河内橋と平野橋、胡麻鶴橋水位0.05m、1430−1830、曇り、気温27度。
 
1)延竿4.4m、フロロ0.8、黄FFマーカーLL、ガン玉B/NTスイベル10号、フロロ0.25号、マルチドロッパー4本(マルトd04#18)。
3テイク、1バレ、2フィッシュ。
写真は鮎21cm(河内橋、バケ鈎赤)。

上写真は流し始め1発で出た鮎。
これまで何度も流してようやく掛けていたのが、ただの1発でテイク。
途中口切れしたらしく肛門への身掛かりで上がった。
しかし口の傷と身掛かりの針の位置からバケ鈎赤を喰ったことが判明。
この4本マルチドロッパーは鮎のバレを減らすらしい。

ものすごく走り回り、瀬を二つ降りてようやくネットインした。
ハエ竿は胴から音を立てて曲がり、道糸も激しく鳴った。

以前からハエ竿は好きで長い極軟調子を揃えていた。
今日のはその1本で「FINE MODE 流 2WAY 中硬 4.4m50g」、これがバットから曲がった。

次の鮎が違う筋ですぐ掛かったが、針先のナマリでバレてしまった。
ほぼ同型の鮎。

その後は同じランを何度も流してもフィッシュするテイクはなかった。

この釣れたランの上下を流したが、やはりここがベストポイント。
しかし一発勝負。
多分、縄張りの鮎が掛かってくるので、この鮎が掛かればしばらくは期待できない。
ここは友釣りと同じだと思う。
つまり、縄張りを持っている食欲旺盛な成鮎がターゲットなのだ。

時間が押してきて、すでに午後5時を過ぎた。
いつもの橋に移動し、今日のシステムを確かめよう。

河内橋よりはかなり下流なこの場、朝の雨の濁りが若干強い。
橋下は目立ったテイクなし。
橋上を流すとフィッシュ、小鮎だが上顎を撃ち抜いていた。
写真は鮎15cm(平野橋、バケ鈎赤)


これは喰み鮎の群れのド真中を通しテイク/フィッシュした。
小さいけれど川底を這って粘り強く泳ぐ。
この釣りには稀な小鮎、でも嬉しい1匹。

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鮎の竿さばき(20200902)

2020年09月02日 22時11分01秒 | 机上釣

鮎の竿さばき(20200902)

Youtube動画で鮎釣りを勉強。
するとドブ釣りで「取り込みが特徴的」という動画あり。

アユ毛バリ 釣り方解説 2013@鬼怒川
相模川のどぶ釣り
毛バリで鮎は釣れる!播州毛バリ(三部)

バラさないで静かに取り込んでいる。
ここは本当に新鮮。

これまで鮎が掛かかればマスのように力任せに寄せバラシていた。
(友釣りの引き抜きをイメージしていたのかもしれない)

先日の五ヶ瀬川水系鮎で、その唇が結構脆く、簡単に切れることを知った。
つまりフライロッドDH#23で早く挙げようとロッドを煽れば口切れは不可避らしい。
糸を緩めぬよう気を付けながら鮎が上がってくるのを気長に待つ釣りになる。

とすると一般的なフライロッドは不利。
タワミが浅いので糸が緩みやすい。
このタワミが深いのはkencubeの"K.Bullet SONAR #1 10ft 6inch"だろう。
長さは3.3m近くで十分実用的(私はまだ鮎には使ったことがない)。

でも3.6m(12ft)以上のリールロッドで考えると、ほとんど選択肢はない。
硬くてバレるか多いガイドに簡単に絡んでしまい、その処理に苦労する。
可能性は唯一、黒鯛の庄内ロッド位だろうか(4.5mで105g、糸を中通しのまま収納出来る)。
フライロッドではもちろん見当たらない。

とすると鮎のフライフィッシングの確立には、まずは確実に釣り上げる道具が要る。
つまりフライタックルに拘らず、システムを広く探すことが必要。
まずは鮎フライフィッシングの"正解"を見つけ、その後でフライタックルに戻る。

その意味で、20cm超鮎をハエ竿4.5mで確実に挙げよう。
フライタックルへの応用はその後の話。

今期鮎の初期はフライタックル、これは順番を間違ったかもしれない。
でもそれが釣り。
まずは実釣。

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