西米良村板谷川3日目(20221104)
今日は年休で平日の西米良村板谷川。
5時起床、0630宿発、0645入渓。
今日のお題はC&Rの上限域。
噂では上流に広いプールがあって、そこは大物のパラダイスだと。
その噂はもはや噂に終わっていた。
しかもその「広いプール」直上の場がこの下写真、ここまで上がるとマスの姿は皆無。
造成されたまたは天然の急な落差がマスの遡上を阻むらしい。
なので米良食品から見える小さなプールがマスの上限になる。
0645−1045(4時間)、晴れ、風つよし。
1)kencube-Sonar(SH10.6ft#1)、DT#2F、フロロ8号リーダー8ft、フロロ1号、1本鈎
26匹(2匹撮影もれ)、内容はほぼ同じ。
アタった昨日の壊れ鈎を参考にミッジピューパ黒#10を朝から投入。
ショットなしだと深いトロ場では爆発しなかったが膝下の瀬だと流石に爆発。
喰い気あるマスがほぼ一巡するまで掛かり続けた(14匹/60分)。
例えばシューティングヘッド・インタミで遠投して沈めてリトリーブの釣りも考えたが、それはポンド管釣りですれば良いこと、この板谷川で無理する必要はない。
板谷川は低番手SHの低番手ラインで、ノーシンカーで真横からマス玉に打ち込むか上流からダウンスイングで誘う、またはショット付きでアウトリガー/ルースニングで深いトロ場を攻めるのが好釣果。
ドライフライはポツポツ釣れる印象だった。
さて次の西米良村板谷川、お題は何にしよう。
紅葉、温泉、食事、つまり観光旅行の軸足か?
釣りならダウンスイングできる場をいくつか見付けたので1−2時間で数匹釣れれば良しとなる。
今回の板谷川、メインは左岸なのでダウンなら左手投げが断然有利。
川幅が狭く浅いのでSHライトシステム単鈎の釣りになるけれど、そんな経験値を稼ぐには最適場。
ところでこの3日間で意外に感じた一番は「湯布院オイカワと同じ釣り方」ということ。
魚体はもちろん13cmと30cmの違いこそあれ、キャストから取り込み後まで一連の動作がほぼ同じ。
つまり、湯布院オイカワの釣りが板谷川に役立つし、その逆もまた真。
それはもちろんノーシンカーのダウンのウェットだからなのだけれど、同じような流れに棲む魚は同じような食性を持ち、同じような釣り方で同じように釣れ続いてしまう。
産卵期のマルタウグイやニゴイもそうだと思う。
応用が広く何にでも使えるダウンのウェットは覚えると他の釣り方が億劫になってしまう。
なぜなら「ダウンウェットで釣れるから」他を試す動機が薄れてしまうのだ。
でも例えば、ドライが一人勝ちするのはマスの薄い釣り場、アウトリガー/ルースの独壇場は山岳渓流の狭い深場、リトリーブが使えるのは淵開きの回遊魚、など。
釣り場と状況に合わせ釣り方を変えればそのチャンスを最大限に活かせる。
でもそのチャンスを素通りするのもまた選択肢。
私は後者を選択した。
「だって面倒だから」ただ単にそれだけの理由で。
出会った異性の全てと伴侶になれるはずがないのと一緒で、巡り合わせたチャンスの全てをモノにできる可能性は完璧なゼロ。
何事も諦めが肝心とはよく聞く言葉、その意味で私は早々に諦めてしまったのだ。
西米良村板谷川2日目(20221103)
前泊で西米良入り、起床0500、でも諸事でもたつき現地入り実釣開始が0715と出遅れた。
今日は11月3日で休日なのに釣り人はまだ少ない。
橋上の大物鉄板ポイントが空いていたのでイン、ヒト流しめからマスがヒットする。
2,3匹釣っているとファミリー入渓、場所を譲った。
それから約2.5km下流の取水堰目指し板谷川の探検開始。
マスが密集する青黒い場は丹念に釣り、マスが見えない場はスイングで探りながら降っていった。
結局1km下流の法面崩落現場下までが精一杯(縦写真)、取水堰(下段右端)まで釣り降るのはかなり大変。
渓相は全体的に浅く日之影川英国館上流域に似て釣りやすそうな印象。
ところで放流マスの確認は左岸民家まで、現時点でマスの下限はここらしい。
0715−1715(10時間)、板谷川探検は1030-1330(3時間)、トータル10時間ブッ通しの西米良村板谷川。
1)kencube-Sonar(SH10.6ft#1)、DT#2F、フロロ8号リーダー8ft、フロロ1号、1本鈎
67匹(+ご禁制1匹写真なし)、11/1とほぼ同じ内容。
夕方から飽和せず掛かり続けたのがこのパターン、もとはウェットのジンジャークイル#10。
壊されてピーコッククイル、ハックル、ウィングがほとんど消失しスレッドだけ残ったパターン。
でもこれが驚くほど釣れ続いた(41匹/90分)。
サイクルライズするマス玉での出来事、マッチザベイトがこれだったらしい。
形からしてミッジ・ピューパ、今日のアタリ鈎はこれだった。