闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

春の野に出て若菜摘む

2009年02月12日 09時34分01秒 | Weblog
今日は朝から春らしい良い天気です。
ふと「君がため 春の野に出て若菜摘む わが衣手に 雪はふりつつ」
と、昔覚えた小倉百人一首の光孝天皇(だったと思うのですが自信がない)
の句が頭に浮かびました(句では雪が降っていますが・・・)

この句の春とは、旧正月あたりでしょうから、今頃かちょっと前くらいでしょう、
でも和歌というのは、行間に様々な思いや歴史的背景などがあって
なかなか趣きのあるものですね、中には呪詛に近いものもありますが。

大抵の場合、現代のようなストレートな表現じゃないので、
受け取る側の想像力がかなり要求されますし、
オブラートにつつまれているだけに、逆にインパクトがある場合も多い。

現代でも「なんだこの資料は!お前は全くダメだなぁー、やり直し!」
って上司からストレートに言われると、こちらが悪いと分かっていても
ついつい反感を覚えてしまったり、「そこまで言わなくても・・・」と
思うことがしばしばあります。

私なんぞは、サラリーマン時代に上司(通称メーメー)から
「お前は人間として失格だ」という事を言われた事がありますよ。
その瞬間、殺意を覚えたくらいですよ。
まぁその上司の自動車に、何度か小便をかける事で許してやりましたけどね。

私の話はおいておいて...

「なんだこの資料は!お前は全くダメだなぁー、やり直し!」じゃ無く
「資料作りは大変だっただろう、君はもう少し表現力があるのだから
 このあたりの表現をもう少し分かりやいものに変えたらどうかね?」
というような少し違う切り口で言われると、同じように書き換えを指示されても
片やムカムカしながらになるし、片や気持ちよく書き直す結果になるでしょう。
勿論、出来上がった資料の出来はどちらが良いかは明らかでしょう。

昔、まだ私が若かった頃、かなりいい加減な仕事しかできなかったのですが
その時私の上司だった人に「君の能力はこんなものじゃないだろう!?」と
言われてから、一生懸命仕事をするようになりましたね。
あの時「なんだ、ばか者!全然出来てないじゃないか」と言われていたら
今日の私は無かったかも知れません。

と、これらは私の経験ですが、そのあたりも含めて体系的にリーダー論を
ご研究されているのが、よくコメントを頂く佐藤様ですので
一度、氏が執筆されている書籍を拝読される事をオススメします。
「う~ん」と唸るような事がいっぱい書かれていますよ。

軽薄短小が是とされ、ナカヌキ屋に代表されるように
出来るだけストレートにという事が好まれる現代ですが、
人間同士の関係においては、万事が万事ストレートに表現するのでなく
ツボを押さえつつも柔らかい表現の方が円滑に行く場合も多いでしょう。
まぁ私もリーダーの一人として、そのあたりの勉強は続けなければなりません。


今日目に付いた記事:
 ・ウルトラマンの本革財布 バンダイネットワークス
  不況不況といいつつも、こういう製品が売れるんだもんなぁ・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 「好きです」といわれるより「お慕いします」と言われた方が愛おしい