闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

社長業は面白い

2005年11月29日 23時36分44秒 | Weblog
今年も残すところ後1ヶ月余り、自分では今年はよくやったと思うのだが
社長業は良い成果を出して当たり前、トントンではダメ、下がるなんてもっての外。
そういう意味では努力の割には成果が出ていない、mmm

成果が出ていない原因の一つに、対外的な戦略に少々問題がある。
詳しくは述べられないのだが、様々な交渉事で有利な答えを引き出せていない。
少しディベートなんかを勉強する必要がありそうだ。

まだまだ課題は山ほどある、会社もそろそろ上向き加減になってきたし、
如何にして業務拡大をしていくか、如何にして自社ブランドの製品を持つか、
などなど枚挙に暇が無い。
「わ~大変そうだ」と思われるかもしれないが
それらを一つ一つクリアしていく事に社長業の醍醐味があるってもんだ!

日銭を稼ぐ体質から一歩脱却して、
少し未来を見て地道に製品を作って行くようにして、
人が自然と集まってくるような体質にもっていきたい。

今、巷で話題のマンションの耐震強度偽装事件、
今日も国会に呼ばれたそうだが、全く醜い泥仕合ですな。
お客さんに対して責任の欠片も感じられない。
これに関係した人たちのような、無責任で責任を転嫁するような
最低な経営者にはなりたくないものだ。

社長が自殺した会社の現在の社長などは「私は知らない」の一点張り、
「知るも知らないも、あんた会社のトップだろう?
全責任はあなたにあるのでしょう?」と言いたいくらいだ。
会社の規模に関わらず、会社のトップは最終的な全責任を負っているはず、
それが「知らない」とは、職務放棄であり部下も安心して働けない。
この事件に出てくる会社のトップは素晴らしい反面教師だ。


今日目についた記事:
German becomes 5th Western hostage

平和ボケしてセコい偽造している国もあれば、イラクではいまだ緊張状態だ。

今日のステータス:

医者というサービス業

2005年11月29日 00時26分57秒 | Weblog
私はちょっとした事でも直に病院に行く事にしている。
親に言わせれば我慢が足りないそうだが、転ばぬ先の杖だ。
決してあややに似たかわいい看護婦さんが居るからではないし
ナース服が好きだから行くわけではない。

現在は、喘息の呼吸器科、花粉症の耳鼻咽喉科、腰痛の整形外科に通っている。
仕事の関係でできるだけ職場に近い場所の病院(医院)に行く関係で
職場が変わる毎に違う病院へ行くから、病院の対応の違いがよくわかる。

明らかに上からモノを言う医者や応対の悪い窓口などもある
医者も今やサービス業だろうに、そういう態度ではダメだろうと思う。
もちろんそんな病院には二度と行かないし、職場で悪口を言いまわる。

そうかと思うと、メチャクチャ対応の良い医者や看護婦さんのいる病院は
精神的にも病気が癒される、精神と肉体は表裏一体だから
気持ちのいい病院では症状も心なしか緩和されるような気になる

現在通っている医院では、コンピュータを使って動画やスライドを見せてくれて
病気のメカニズムや治療の仕方、しっかり治療したらこうなる!など
視覚に訴える説明方法だから説得力がある

最近は医薬分業が進んでいるから、様々な調剤薬局にもいく、
調剤薬局も応対が様々だ、あまり気分を害した事はないが
詳しく説明してくれるのは良いのだが、バカ丁寧で時間が掛かる調剤薬局がある。
電車の時間を気にしつつイライラしながら話は聞くのだが、
あまりバカ丁寧なのも考えものである

もう数十年も昔の事であるが、すごい胃痛で東京の府中市の病院に言った時の事
様々な検査をしてもらったのだが、全然異常が見つからない。
医者いわく「本当に胃が痛いの?」
この一言には激怒しましたね、痛いからわざわざ病院に来ているんだ。

そうこうするうちに薬をもらって帰ったのだが、2・3日しても治らない。
仕方なしにまた行ったら「処方した薬で治るはずだ」とその医者。
その日は何も言わずに帰ったのだが、次にまたその病院に行った時
そのバカ医者が丁度車で病院に来たところだった。

もう確実に20年以上前の事だから話してもいいだろう、時効だからね。
あんまり頭に来たから、車のバックミラーを左右両方とも折ってやったわ
その後、こちらの胃痛もなくなり、どうなったかわからない。

今の時代、どの職業でもそうだが、本当にお客さんの立場になって
なおかつお客さんを納得させられるような技術やサービスが無いと
生き残れない時代になったと実感しますね。
うちの会社でもその辺りをキモに命じて仕事をしなければ。


今日目についた記事:本人確認は指静脈パターンで 日立が世界初ノートPC
ノートPCでもこんな技術が使われるとは!

今日のステータス:

お客様はいつも正しい

2005年11月28日 01時34分52秒 | Weblog
先週中から急に多忙になり連日深夜の帰宅でブログの更新ができず。
今日は仕事がまぁ普通の時間(一般の人には遅い時間だが)に仕事が終わったので
ブログが更新できる時間ができた。

若かりし頃の笑い話で、やはり連日深夜までの仕事が続いた事がある、
その時「今日は仕事が速く終わったから今日中に家に帰れる」というのがある。
即ち連日深夜1時・2時まで仕事をしているので
午前0時までに家に帰れるのは早い方だという笑えない笑い話である
先週はそれと同様の経験をした。

しかし、それでもまだましな方である、
何故なら徹夜ではないから

若い頃は体力にモノを言わせて深夜残業もできたのだが
現在は若い頃に比べ体力も落ちているのでなかなか厳しいが
現在は会社を背負っている責任感だけが支えである。

今夜は先日録画した「ハリーポッター・賢者の石」を
見ながら酒でも飲んで気持ちよく眠れそうだ。

物理的に無理な事は本当にできないのだが
お客さんの無理をある程度聞くのも仕事の内である。
それにうちの会社では設立当時から
「お客様はいつも正しい」というスタンスであるから
少々無理しても頑張る、それでお客さんに喜んでもらったら本望だ。

悪意を持っている人は別として、
お客さんが一見無茶と思える要望を仰るにはそれなりの訳があるから
それを理解して、もっとも効率の良い方法で要望に応えなければならない。
もちろんお客さんはうちの会社で解決できると期待しているから
無茶も言っているのだから。
そしてこちらも苦しんだ分、ノウハウも溜まる。
それより何より、次回同様の場面では過去に一度経験しているから
今回ほど苦しまずに期待に応えられるというものだ。
結果的にはお客さんに育ててもらっているという事だ。

明日からも楽観視できない状態にはあるが
こういう厳しい状態だからからこそチャンスであり
自分が成長しているという実感がある。
私の恩師の教えではないが
「苦しいと思ったら、『もっと苦しんでやる!』と思ったら楽になった」
の精神で物事に当たれば大丈夫だ。

NHKの大河ドラマで現在「義経」が毎週放映されているが
彼らが生きていた時代より現代はずっと恵まれている。
彼らの時代には、失敗したり、頭領に気に入られないだけで命がない。
義経も兄頼朝に気に入られなかったので命を狙われ
最期は奥州平泉で討ち死にする事は周知の事実だ。

逆を返せば命をとられないから真剣みが足りない事が多々ある
だからこそ厳しい要望こそ真剣になるチャンスでもあるわけだ。
これも恩師の言葉であるが
「仕事の成果を最大限に引き出すには『やる気にさせる』ではなく
『本気にさせる』のだ」
私は明日からも本気である。


今日目についた記事:ヒューザー「年末にも倒産の恐れ」と説明 住民は猛反発
出来そうもない約束をするのはダメでしょう

今日のステータス:

技術立国の斜陽か?!

2005年11月22日 00時36分32秒 | Weblog
数日前より小惑星イトカワの探査機「はやぶさ」の
ニュースが連日報じられている、いずれも失敗報道だ。

「はやぶさ」から切り離された探査ロボット「ミネルバ」は
13日から行方不明、「はやぶさ」もイトカワに着陸失敗。

小惑星に着陸という難しいミッションではあるが失敗の連続で
アメリカのディープインパクト計画の成功と比べると
技術立国日本の斜陽を見るようだ。

現代技術は高度化しているので人知を超えたところに
起因するトラブルが発生するする事も多いが
それを防ぐ技術も発達しているので不可抗力ではすまない。

一説によると「ミネルバ」の切り離しのタイミングが
ずれだという、信号が届くまでに時間がかかるので
タイミングがずれたとの発表だったらしい。

信号伝達に時間が掛かるのは最初からわかっているし
「はやぶさ」の位置が正確にわかればタイミングずれが
発生する確率は低いはずだと素人の私は考えてしまう。

もう一度25日に着陸にトライするらしいが
次回は成功してもらいたいものである。
私自身成功する事を祈っている。

最近の人工衛星は地球からの電波が途絶しても
自分で判断して行動するようなAIが搭載されていないのだろうか。
ただ、人工衛星のコンピュータのOSがWindowsだったら
トラブルが発生するのは仕方なけどね・・・


今日目についた記事:「ウィニー」悪用ウイルス、国内で30万台が感染
素人さんはウィルスの駆除をしないからな~。

今日のステータス:

祝!高橋尚子選手優勝

2005年11月20日 23時32分19秒 | Weblog
今日、東京国際女子マラソンを見た。

もちろん高橋尚子さんのリベンジの走りを見るためだ。
前半~中盤に掛けてはかつての彼女の走りと同じだったが
35kmを超えてスパートしたところからが素晴らしかった。

力強い走りだ、これほど力強い走りは彼女の今までのレースには
全く感じられた事がないほどの力強さだ。

ご存知の通り、その結果2位に30秒以上差をつけて優勝した。
それまで栄光を刻んできた高橋選手が途中で失速し
屈辱を味わった2年前の東京国際女子マラソンから
今日までの間にマラソンをやめようと思った日もあったそうだ。
不安や挫折しそうになった事もあったに違いない。

しかしそれらを乗り越えて今日の栄光を手にした。
その精神力と努力には頭が下がる思いである。
あきらめずにやり続けたからこそ夢を実現できた。

あきらめずにやり続けるという事は簡単そうで
なかなか難しいものである、
まず挫折を乗り越える強靭な精神力と夢を追求する強い気持ち、
もちろん体力も必要だ、様々な総合的な力が必要なのだ。

私とは全く違う世界ではあるが、
夢を追い続けるという点では全く同じだ。
また私ら走る事を趣味としている者にとっては
全然レベルが違うとはいえ非常に励みになりますな。

それにしても最近日本の女性がいたるところで
元気に頑張っているように思えるのは私だけだろうか。
高橋尚子さん、宮里藍さん、浅田真央さん

さて北京オリピックまで高橋選手の走りには注目したい。


今日目についた記事:探査機「はやぶさ」着陸できず 接近の後、引き返す
どうした技術立国日本!!


今日のステータス:

起業する人へのアドバイス2(融資編)

2005年11月19日 23時57分48秒 | Weblog
昨日は体調不良のためブログを休みました。
今年は秋の花粉症にかかり、それと持病のゼンソクがあいまって
ここ数週間調子の悪い状態がつづいていたのですが
昨日、客先企業で事務所のちょっとしたレイアウト変更のおりに出たダストで
咳が止まらなくなり定時後は病院へ直行、情けない話です。
現在は、薬が効いているので比較的安定していて問題がありません。

知り合いがこの度独立するというのでずっと相談に乗っているのだが
一番の不安は資金面、現在は問題がないがやはり創業2・3年は
資金繰りがかなり厳しい。

そこで公的金融機関からの融資を考えているので意見を求められた。
うちの会社も初期の頃、資金繰りが厳しいので公的金融機関から
融資を受けようとした
事がある。
当然審査なるものがあるのだが、そこで聞かれたのが実績
「?創業して間もないのに実績?」と疑問に思われた方は
自然な神経の持ち主である


創業間もないのに実績もひったくれもあるものか
実績を作るために資金の融資を頼みに行っているのだ。
公的金融機関では無能にも事業の将来性を判断できないので
担保を頼みとしているのだろう。
これでは日本に起業家が育たないのは当然だと思った

その話を、上記の相談者にしたところ公的金融機関からの
融資を考えず直接融資の検討をするようにしたようだ。

京都には堀場製作所の会長である堀場さんなんかが
中心となって事業計画を審査してくれる機関などがあるが
審査は年に1・2回。 審査で一等賞を取ると
公的金融機関から特別待遇で融資を受けられる。
まぁ直接公的金融機関に行くよりはましであるが・・・

しかしそんなペースでは起業家は育たない、
それに一等賞を受けた企業が上場する予定だとも聞いた事がない。
はっきり言って事業は掛けなので、
たった1回の審査で将来など見えるはずがない

うちの会社も現在は少し安定した資金繰りが
計算できるようになってきたのでよかった。
こののち会社が大きくなって公的金融機関の方から
融資の話を持ちかけてきても絶対相手にしない。

生活倉庫の堀内九一郎さんや私の尊敬する福島先生に言わせれば
金融機関は金を借りるところではなく貯金する場所だそうだ。
確かにその通り

これから起業する人は公的金融機関や民間金融機関から
融資してもらうことを考える前に、まず直接融資を受ける方法を
真剣に考えた方がよい


というのが今日の私からのアドバイスである。


今日目についた記事:ワコール、顧客情報約5千人分流出…不正侵入の形跡
これだけ連日同じような報道があるのに無防備だなぁ

今日のステータス:

安倍晴明と一条戻り橋

2005年11月18日 01時18分49秒 | Weblog
私が現在仕事に行っている企業さんのビルが
一条戻り橋という橋のすぐそばにある。

一条戻り橋というのは陰陽師で有名な安倍晴明にゆかりの橋だ。
晴明以外にも様々な伝説に彩られた橋で京都の中でも有名である。

浄蔵という僧が父親が重病だと聞いて熊野から駆けつけたが
とき既に遅く父親が亡くなっていた。
そこで浄蔵が橋の上で加持祈祷を行ったら生き返った、
即ちあの世から戻ってきたという。

安倍晴明は式神という手下を使って様々な事を行うのだが
その式神を置いておいたのが戻り橋の下である。
また、戻り橋の上で吉凶を占うと式神が人に乗り移り
善悪を示したという逸話がある、渡辺綱の鬼女の話も有名だ。
宮崎アニメの千と千尋の神隠しで、
ハクがゼニーバに着けられた人型の紙も一種の式神である。

また一説には戻り橋はこの世とあの世の境にあるという、
私は一時期、日本の古代の宗教に大変興味をもっていたので
陰陽道、密教、シャーマニズム、などトレビアな雑学がある。

日本には神道や仏教しかないと思っている人も多いが
民間信仰も入れると日本の古代宗教は実に多彩だ。
横溝正史の小説で有名な犬神家の一族の犬神も民間信仰の神である、
男性や女性の性器をかたどった石の彫り物や、道祖神なども
信仰の対象になっている。

また右京区にある庚申神社の庚申信仰などもある。
陰陽道はもともと中国から渡来してきたもので日本製ではない。

京都は歴史の深い都市なので、民間信仰や陰陽道など
古代の宗教の痕跡が今でも沢山あって面白い。
一条戻り橋を毎日渡る私は冥界と現世を行き来しているのだ。
私に言わせればこの世と仕事地獄の架け橋であるので
毎日現世と地獄を行き来しているのだ。

一度時間がたっぷりある時にでも、そういう古代宗教の痕跡を
見てまわりたいものだ。
できれば将来会社が軌道に乗って、私自身が成功者になれたら
お寺の一つも建立したいものだ。
まぁそこまで行かなくとも、地元のお寺に寄進できるくらいには
なりたいものである。


今日目についた記事:企業の利益最高に 内需・円安追い風 東証1部9月中間
でも中小零細企業はね・・・

今日のステータス:

フェールセルフ

2005年11月16日 23時57分43秒 | Weblog
今日の京都はブッシュ大統領の来日で厳戒態勢、
日本各地の警察から応援に来ていて警官だらけだった。
その警官たちが乗ってきた警官バスが通りの至る所に停車していたので
狭い道路の京都の事、かなり渋滞の原因になっていた。
おまけに道路の閉鎖や検問が多く、市民生活もあったものではない。

京都で世界的イベントが行われるのは良いが
果たして市民生活を害してまでやるほどの事か?
もっと日常的にテロを警戒していたら、
急なことでもあわてる事もないだろうに。

コンピュータの世界では、様々なトラブルを予め予測して
よりトラブルを最小限に抑えるためにフェールセルフという考え方がある。
それがどれだけプログラムに反映されているかで良し悪しが決まる。
特に医療機器、飛行機、スペースシャトルなど人命に関わるような場面で
使われているコンピュータプログラムには必須だ。

フェールセルフは上記の例に留まらず、様々な場面で有効である、
JR福知山線の事故もフェールセルフという概念を取り入れていたら
発生する事もなかったかも知れない。
先日の東証のトラブルも最小限に留まったはずだ。

以前、通信事業や電力会社のプログラムを手掛けていた時は
かなりフェールセルフを意識して作っていたが、現在、
幸い私たちが作るプログラムは今ところ人命には殆ど影響がないので
普段はあまりフェールセルフを意識せず作っている。

しかし、今まで事故は起こっていないが、ユーザはしばしば設計者の
予測を超えた使い方をするので、フェールセルフを考慮した方がいい。
バブル崩壊以降、短納期でソフトの開発をするため
差し迫った問題に時間を割かれ、いつ起こるかわからないトラブルに対する
対処など置き去りにされているのが現実である。

このことは「余裕が無い→時間を割けない→いざという時危ない」と
実は大問題を内在する結果となる、技術者としてはもう少し余裕のある
開発を行いたいものである。


今日目についた記事:「iPod」国内シェア6割 ソニー新製品発売前に苦境
技術立国の斜陽か?!

今日のステータス:

慢性的技術者不足に泣く

2005年11月15日 23時25分16秒 | Weblog
今日はサークルの定例ミーティングがあった。
かれこれ2年ほど毎月1回行っているものだ。

ここでは案件情報と人材情報を持ち寄ってマッチングさせる目的と
如何にマッチングのヒット率が上がるかを議論するものだ。
いわば企業体企業のようなものだ。

しかし、最近ヒット率が悪い、案件情報の量に比べて
人材情報が極端に少ないのだ。
どこの企業も人材確保に苦慮しているとうちと同意見。

その雑談の中で、技術者の就労形態の変化と
過去10年ほど企業が人材を怠ってきたツケが
現在の人材不足を招いているという意見が圧倒的だった。

特に大手企業の責任は大きい、人員削減に系列会社の整理
協力会社の切捨て、いくら本体の生き残りで精一杯といっても
中小企業に比べれば体力があったのに人材育成を怠った。

中小企業はもともと大手ほど体力がない企業が多いのに
大手からの単価引き下げ要求、それを拒否したら切り捨てだ。
そんな生き残りが命題の毎日に人材育成など不可能だ。
というのが雑談の内容である。

人材育成には時間とお金が掛かる、
短いスパンで見れば企業にとって重い負担となるが
5年後10年後と長いスパンで考えれば決して無駄なコストではない。

うちのような小さな企業でも今なんとか人材を育てようと
様々な働きかけをしている。
もちろん2・3年は我慢だが、5年後10年後にはハッピーだ。
理想としては、現在の従業員が主力で後輩を引っ張っていってくれて
私は経営に専念できればと考える。

その点ではミーティング参加の他の企業も同様だ。
政府も5年後10年後に再度日本を技術立国にすべく
人材育成の補助金を出してくれればよいのだが
逆に補助金を削減する方向に向かっているからお先真っ暗だ。

一方、お隣の韓国や中国は国を挙げて技術者の育成を行っている。
日本に追いつけ追い越せの勢いだ、この調子だと10年後には
日本は技術立国の地位を明け渡しているだろう。

10年後にはインド、中国、韓国が技術立国に成長し、マレーシア、
シンガポール、タイなどがそれに続く事になっているだろう。
友人の取引先のマレーシア人と話をした事があるが
その国情を聞くと10年後の予測が間違いでないと確信する。

さてさて10年後に会社がまだ存在するようにするには
人材の確保と育成が当面の課題の一つである。


今日目についた記事:蹴鞠する父の写真に大喜び
京都迎賓館に到着の米大統領

京都でイベントが行われるのは良いのだが、これはちょっと・・・


今日のステータス:

起業する人にアドバイス

2005年11月14日 23時03分14秒 | Weblog
今日、知り合いの人から今勤めている会社がヤバイので
独立を考えているが、どのような準備をしたらよいのかと尋ねられた。

私の応えは事務手続きは誰でもできるしそれ程難しくない
私が起業した時は有限会社なら最低でも資本金が300万円だったが
今は1円から株式会社が設立できる。

私がアドバイスしたのは、最初1年はとりあえず安定した日銭を稼げるようにして
それにだけに終始するのではなく、将来的展望を持ち
夢を実現するには今何をしなければならないかを考えて行動するのがよいと言った。

決して立派な事業計画を立案して・・・とか
キャッシュフローを考えつつ・・・などとご大層な事は言わない。
最初はそんな事を考えもせず我武者羅に働いていた人が
ちょっと会社が大きくなって小金を持つと
事業計画書はなんだかんだと言うし、キャッシュフローは
どう回すつもりなの?とかの質問を投げかける。

あんた最初からそんな事をちゃんと考えていて
事業計画の通りに会社は進んでいるの?と言いたい。
最初はそれどころじゃなかったはずでしょうと。

私は自分自身そんなご大層な事を言える立場でないし
何と言ってもうちの会社はまだタイトルの通り4年目だ。
これから起業しようとする人と大差ない。

ただ、危ない時期を声、自分がとりあえずここまでやってこれたのは
志があったからだと思っているので、夢を持つ事や志を立てることを
積極的に勧めてはいる。
それらは継続していくために絶対必要なものだと思っているからだ。

私も今でこそ事業計画書を立案したり、様々な理論を用いて
経営に役立ててはいるが、それも本格的なものではない。
将来、会社が大きくなった時にそれらが本当に身に付いていたら
その時になってあわてずに済むから今から準備しているというレベルだ。

松下幸之助さんも最初から教育者であったわけではないし、
ビルゲイツですら最初から経営者であったわけではない。
私だって未だに経営者になりきっていない。

両氏とも経営をとおして自分を鍛え、失敗を糧にして大経営者になられたのだ。
なまじっか中途半端な経営者が、経験の浅い経営者を捕まえて、
立派な事業計画書を求める事自体間違っていると思う。
経営を継続して行くうちに本当に事業計画書の必要性がわかれば
自ずと事業計画書を書くようになるだろうし
資金繰りに窮したらキャッシュフローも考えるようになる。

と私は考えているのでご大層な事は言わない。
それらよりむしろでっかい夢を持って我武者羅に進む事が必要だと思う。
ただ、その時のツールとしてMBAの知識などはあった方が楽だろうけど。

でも1人でも起業家が増える事は嬉しい事である。


今日目についた記事:ヤフー、オークションに不正検知システム導入へ
ちょっと遅かったように思うが・・・

今日のステータス: