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同時多発チェーン調整

 夕方に帰宅し、
MSNメッセンジャーにログインしたところ
神戸のYZF-R1乗りの友人から声を掛けられました。
 
07_chainadust【CBR1000RRのチェーンメンテです】

「これからチェーンメンテしようと思って・・・」
というもの。時間は18:00前だったと思います。

 それじゃあやるしかないって事で、
「僕もやってくるね!」と、
工具を持って飛び出したのは良かったんですが、
整備を終えて戻ってきたら、
R1乗りさんは結局準備だけしてやらなかったという、なんという・・・。
 
 
 
 そんなわけで、
私は結局薄暮の中メンテをしてきたので、報告までに。

01_rearrust

 まず、バイクカバーを外しリア周りを眺めると
おー。ここ数日の暴風雨でローターが錆びていますね。
今回はこちらが目的ではないので、放置です。
そもそも、ブレーキ掛ければ問題なく取れる範囲ですしね。
 
 
 続いて、肝心のチェーン部分。

02_before

 これまた・・・砂埃は仕方がないとしても、
油っけもなにもない程カラカラになっていますね。
チェーンプレート外側の錆は、
以前より出ていたものですが機能に影響がないので気にしていません。
 
 

03_clean

 手っ取り早く、チェーンクリーナーを全周に吹きかけます。
オイルシール対応のクリーナーですので、しっかりシール部分も。
ある程度汚れが浮いた所で、洗車で使い古した木綿の雑巾で拭き取りました。
『チェーンをピカピカにしてやろう』などとは微塵も思いませんので(笑
シールリング付近と、ローラー付近の必要な箇所だけを洗浄しました。
 
 

04_wheel

 チェーンクリーナーが揮発するまでの間、
ホイールのタイヤ側の面だけをパーツクリーナーで軽く拭きました。
スポークに触れてすらいない辺り、性格が出ますね~
洗車は後日、天候的に安定した辺りで行おうと思っています。
 
 

05_putoil

 チェーン内側から、
4枚のリンクプレートの隙間にチェーンルブを吹きました。
チェーンルブは、拘りの白タイプです。
見た目は汚らしくなりますが、ちゃんと行き渡っている事が肝要なので
目視しやすい白タイプのものを好んで使っています。

 スイングアームに、派手なステッカーが2枚貼ってありますが、
【NIHAN2】というものは、東京都町田市のバイク屋さんのもの。
私がCBR600RRを中古で、CBR1000RRを新車で買ったお店です。

 もう1枚の、NSR250Rのステッカーは
10年程前にNSR乗りの皆さんで集まった時に、有志の方が作ってくださったもの。
とてもお気に入りのステッカーです♪
  
  
 
 チェーンオイルも行き渡ったので、
余剰分のオイルをウェスでふき取り、注油は完了。
続いて、チェーンの張り調整です。
まずは、メンテナンススタンドから降ろしてサイドスタンドで自立させます。
車体重量が掛かっていないと、適切にチェーンが伸びない為です。

06_32mmsocket

 手持ちの中で、一番大きかったりする32mmのソケットを取り付け
アクスルシャフトの固定ナットを緩めます。
 
 
 緩んだ所で、チェーンアジャスターの固定ボルトも緩め
まずはスプロケ間の降れ幅をみると、最大の場所で大体40mm程度でした。
それを、適正値の25mm強までアジャスターを調整します。
 ドライブチェーンは、構造上スプロケの摩耗にあわせて
片伸びをするものなので、タンクを押してリアを浮かせ、
ホイールを回して何カ所かで降れ幅が25mm-35mmで納まるように調整します。 

 問題なくアジャスタの調整を終えたら、113N・mでアクスルナットを締めるのですが
我が家のトルクレンチと、先述の32mmソケットはサイズが合わないので
リアホイールの回転に問題が出ないことを確認しながら手トルクで締めます。
 
  

07_chainadust

 チェーンの使用限界を示す目印が、図中の赤い矢印の場所にあります。
矢印の示す先の、水色の部分が使用可能範囲なのですが
この純正のサイレントチェーン、恐ろしいほど伸びません・・・。
スプロケットの歯に関しても、摩耗限界まではまだまだといった感じで
距離は既に20,000kmを超えているんです。
ハッキリ言って、気持ち悪いぐらいに持っています。
 
 一見、普段blogに掲載している動画のゆったり運転に起因するように思えますが
実は、普段の運転は必ずしもblogに記載している動画のようとは限りません。
それこそ、フロントを上げながらロケットスタートもしますし
コーナーを3桁の速度で曲がり、立ち上がりでフル加速もします。

 サイレントチェーン(静音)は若干のパワーロスがあると言われますが
フルパワー化が並のバイク屋では不可能な国内SC59とは違い
ほぼフルパワー化されたSC57型のCBR1000RRで、
実測で140PSは出ているウチのCBRではパワー不足を感じませんし、
静音も気に入っていますので、まだ暫く交換する事にはなりそうにありません。

 NSRの時には、社外の軽量且つ綺麗なアルマイトチェーンに交換し
スプロケも金色の見た目重視のものを選んでいました。
当時、”チェーンとスプロケは10,000kmも走れば交換するもの”という認識でしたが
軽く4倍近いパワーで、重量もあるCBR1000RRでこれは驚異的ですね。
 
 
 
 夕方から始めたチェーン調整もこれで終わりです。
相変わらず錆が浮いてピカピカとは程遠いチェーンですが
手でタイヤを回すと、小気味よくクルクル回るようになるのは
何度やっても気分の良いものですよね。

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