そろそろ晩秋でございます。
オートバイに乗っていると季節の変化がより濃密に感じられますが、
どの季節もそれぞれによい所があるものの、
秋の終わりは中でも一際趣深いものに思えます。
舞い散る紅葉の音然り、乾き始めた空気の肌触り然り、色を失い始めた風景然り。
当初は自宅で色々と用事を・・・などと考えていたものの、
『ま、夜でもいいよねっ』と気持ちを切り替えると、
肌寒くなってきたシャワーを浴びて爽やかな心地で出発です。
目的のないツーリングの時は決まって、
もはやホームコースとさえ化した感もある”房総半島内陸V字ルート”。
道程200kmほどの、海あり山ありの程良い一般道走行です。
自宅から暫く走り、東京湾から内陸に入ります。
途中なんとなく気になった川辺でCBRを停めました。
秋空、とでも形容しましょうか。
目に飛び込んできたのはキラキラの川面。
お陽様の優しい光が目をうちますが、夏のそれとはやはり違いますね。
ジャケットとフリースとシャツの3枚重ねでも特段暑くはなく、
走ると程良く涼しく、停まるとほんのり暖かい、
丁度良い気候の中でオートバイの横に立って川面を眺める。
『こういう幸せというのもあるんだなあ。』
更に内陸に入り【うぐいすライン】から
【高滝湖】を抜けて【清澄養老ライン】に入ります。
この先は”東京に程近い渓谷”として人気の【養老渓谷】です。
平時はひっそりとした渓谷もこの季節はとても賑わうものですが、
まだ紅葉には少々早いらしく、客足は4割程度といったところでしょうか。
養老渓谷の中心部では多くのライダーさんを見掛けました。
自ずと私の車線の前方にもライダーさんが登場しますが、
『気を使わせまい』と車間を必要以上に充分とって追走するも、
リッターSSが後ろから来るとどこか息苦しいのか(苦笑
何度か道を譲って頂いてしまいました。
私は他車が居ない時こそマイペースに飛ばしたりもしますが、
オートバイは勿論、四輪と走る時も余程悪質(危険)な相手でなければ
無闇に追い抜いたり、接近したりという事をしないようにしています。
譲ってくださった、モタード2台のカップルライダーさん、
そしてアメリカンのおじさまありがとうございました。
でも、おじさまの方は、
ブラインドカーブの途中で譲られたのでちょっと怖かったです(笑
ここは路面の状態と、道の構造はあまり良好ではありませんが
何度も何度も繰り返すタイトコーナーの連続を繋ぎ、
『そろそろガソリンが減ってきたかな』などと考えながら、
上がり続ける走行へのテンションと相談しながら山間ルートを駆け抜けます。
オートバイ、とくにスポーツタイプのものについては
《ガソリンが減る=ガソリン重量が下がる》につれ運動性が上がる為、
まるで羽が生えたかのように軽く、楽しくなってくるものです。
その瞬間というと『このままずっと走って居たいな』なんて思うほど。
結局休憩らしい休憩も取らず、気持ちに正直にずっと走っていたところ
100kmを超えたあたりで燃料警告灯が点灯した事に気づきました。
流石にガソリンが無いと走りませんので、ここからはスタンドを探しながら。
房総半島の太平洋側には意外とガソリンスタンドが少ないもので、
結局給油できたのは【鴨川】あたりの市街地でした。
ハイオクで14.4L入りましたので、残りはあと3.6L程でしょうか。
まだ60kmは行けた計算になりますが、燃料が少ないと不安ですからこれで一安心。
ガソリンが満タンに入ると一転、気持ちが少し遊び心に切り替わります。
『ちょっとだけ行った事のない道に入ってみるかな~♪』なんて、
鴨川市街地の渋滞、即ち【鴨川シーワールド】の渋滞も避けつつ内陸へ。
初めて来ました【保台ダム】。
民家も人気もない山間に突如として登場した長閑なダムでした。
横から見てもダム。
千葉県には山らしい山がないので、
ダムを使わないと色々と不足してしまうようでそこら中にダムがあります。
必ずしも美しい景色なわけではありませんが、
ダムや湖、そして海などの水が豊富に存在する光景というのはいいものです。
ちょっぴりの寄り道から、またいつものコースに向かいます。
そして再び【清澄寺】南側から清澄養老ラインに入り養老渓谷方面へ。
満タンのガソリンで重くなった車体を感じながら、
千葉県随一のワインディングを安定したペースで進みました。
行きは調子よく通り過ぎてしまった【養老渓谷】に、
実際の紅葉の状態を確認しがてら立ち寄ってみました。
写真の場所は厳密には養老渓谷中心部(観光で訪れる場所)より離れますが、
【養老川】が作り出した渓谷の一部となります。
どうやら紅葉までは1~2週間はかかりそうです。
写真を撮っている橋は、意外にも水面まで30m近くありそうです。おおこわっ。
一部、気の早いやつらも居るようですけれど。
もし「千葉ツーリングがてら養老渓谷でも」と、
お考えの首都圏ライダーさんがおいででしたらもう少しお待ち頂くのもありかも。
でもあまり狙いすぎると、今度は四輪渋滞との闘いになるのが難しい所です(苦笑
なんとなく出掛けた”ホームコース+α”の旅。
今日は【 210.9km 】だったようです。
程良くのんびり、いいツーリングでした♪











![young Machine (ヤングマシン) 2011年 12月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61ojC9BKCFL._SL160_.jpg)






























